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4月職人の手仕事。

世界の至宝「鍋島」の魅力伝える

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約30の窯元が軒を連ねる伊万里市の大川内山

有田焼や唐津焼など、佐賀県は全国有数の焼き物の産地としても有名です。中でも江戸時代に伊万里市・大川内山で焼かれた「鍋島」は、「世界の至宝」と呼ばれるほどの高級磁器。同地では、現在も約30窯元がその伝統と技術を受け継いでいます。

鍋島は、日本で初めて磁器を完成させたとされる佐賀・鍋島藩が、陶工を藩直営の窯に集め、将軍家や公家、有力大名への献上品として採算度外視で作らせた品です。1560年代から幕末の1860年代まで作られました。有田で始まった草創期から、技術が漏れないよう大川内山に窯を移した初期を経て、権力強化のためぜいたくをした五代将軍・徳川綱吉の時代に盛期を迎えます。当時は特に、精巧な絵柄と鮮やかな色づかいが特徴の「色鍋島」が好まれました。現在、国の重要文化財に指定されている鍋島の多くがこの時期のもの。白い磁肌に描かれた流麗な線と色彩感覚は、思わず息をのみます。

色鍋島の絵柄が施された「色鍋島・刮痧(かっさ)」

興味深いのは、当時の陶工が江戸や上方で流行していた意匠や染織の文様などをモチーフに、同藩のお抱え絵師が描いたデザイン画を絵付けの手本にしていたこと。現在のアパレル業界のような分業体制が取られていたことに驚くと同時に、外に出ることが許されないほど厳しい管理下に置かれた陶工たちの心情に思いをはせます。これは、大川内山が“秘窯の里”と呼ばれる所以でもあります。

現在の大川内山は、ひな人形や風鈴、香水瓶などのユニークな商品を開発したり、城下町のある全国の自治体に“献上品”を贈るなど、さまざまなアプローチで鍋島の魅力を伝えています。47CLUBの「美肌で元気!~MKコスメティックス~」で販売されている「色鍋島・刮痧(かっさ)」 もその一つ。中国民間療法の「かっさ板マッサージ」で使う美容器具を磁器で製作したもので、藤や柿、椿など色鍋島伝統の絵柄が描かれています。手のひらサイズの商品に見て、触れて、伝統の一端を感じ取ってみるのも楽しいかもしれません。
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