
育て上げた真珠は一つ一つ手作業で選別される
三重県南部は全国的にも有名な真珠の生産地。真珠養殖は、1893年にアコヤ貝による養殖法ができて以来、英虞湾を中心に発達し、発祥の地としての名声を高めてきました。現在では、県南部の九つの協同組合の真珠養殖免許取得者が、真珠養殖を行っています。

リアス式海岸にジグソーパズルのように浮かべられた真珠養殖のいかだ
真珠養殖はその過程に応じていくつかの条件の異なる漁場が必要となります。核入れ後、養生を行なったアコヤ貝が体内の真珠を育てる大事な養成期は、水温が13度以上でプランクトンが豊富であり、潮の流れがよく、しかも波が穏やかであることが必要です。またこの時期は、貝の表面に付着したフジツボなどを取り除く「貝そうじ」を頻繁に行う必要がある他、水温、赤潮などに細心の注意を払いながら管理しなければなりません。
真珠養殖の過程は鳥羽市にあるミキモト真珠島をはじめ各地で見学も可能です。その養殖技術は全国的にも高く評価されており、全国真珠養殖品評会においてもほぼ毎年受賞するなど、品質の高さが認められています。平成18年の三重県の真珠生産量は6,790kgで全国シェア24.8%(全国第3位)を占めています。
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