
枡の組目になる溝(ほぞ)にのりを塗ります。
岐阜県西部の中核市である大垣市。古くから水の都として、また松尾芭蕉の奥の細道むすびの地として知られる当地。現在は自動車関連や機械類などの製造業を中心としたものづくりの町として多くの企業が活躍しています。

円盤カンナで側面と底面の外側を削ります。
そのなかにあって、圧倒的な全国シェアを誇る生産品が「枡」。なんと8割近くを占めているとか。米や醤油などの計量器として使われることはほとんどなくなりましたが、日本酒を飲むときや節分の豆まきといった機会に、みなさんが手にされる枡の多くは大垣産ではないでしょうか。
今では大垣の枡メーカーは5社ほどですが、「枡工房ますや」 を展開する大橋量器さんは、伝統的な枡だけでなく、オリジナルの枡商品を次々の生み出すことで注目されています。

角をカンナで削り落とし、枡の完成です。
工場では10人の職人さんが日々枡を作っており、多いときで1日2千個ほどが作られるとか。枡の材料は、木目が細やかで香りの豊かな木曽ヒノキを主に使用、建材などの端材を利用するため、環境にもやさしいのです。一般的な枡は、切り出しから成形まで、10ほどの行程を経て一個の枡が完成します。専用の機械を使いながらも一つひとつが、職人の手により仕上げられていきます。工場内はヒノキの香りに包まれ、職人の足元には次々と木屑が積もり上がっていきます。
五角形の枡と合格をかけた縁起物の「合格ストラップ枡」 は受験生への贈り物として、またこれからの季節は「ビールジョッキ枡」といったように、アイデアとセンスが溢れるますやのオリジナル商品は手に取るだけで楽しくなります。47CLUBからも購入できますし、工場に隣接するショップでも購入できます。大垣にお寄りの際は、ぜひお立ち寄りください。
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