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4月職人の手仕事。

遊びゴコロと和の心 こだわりの手帖

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福岡手帖 2011年度版。格調高い和のテイスト

S美:太郎さん、手帳変えました?

四七太郎:この春誕生した福岡人による福岡人のための手帳「博多手帖 2011年度版」よ。

S美:表の柄は博多織ですね。なんかオシャレで大人の手帳って感じです。太郎さんらしくないなあ。

四七太郎:一言多かばい。でも博多織に注目するとはなかなか目ざといね。博多織の中でも黒田長政が幕府に献上した最高級の献上柄よ。

S美:シンプルで格調高いテイストでステキですね。

四七太郎:生地はナイロンの7倍の強度を誇るコーデュラ製品だからとても丈夫。さらに、福岡人にとって重要なトピックがほぼ毎日載っていて、読むだけでも楽しめる、まさに福岡人のマストアイテムよ。どう?S美も欲しくなった?

S美:はいー。もっと詳しく知りたいです。

四七太郎:よし。そんなら、監修を手掛けた西日本新聞社北九州本社の加茂川さんに、話ば聞きに行ってみよかい。

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S美:さっそくですが、福岡手帖について教えてください。

加茂川:はい。福岡手帖は福岡商工会議所、博多織工業組合の協力のもと、企画会社エンタープライズの企画・デザインによる商品で、西日本新聞社は監修として関わっています。

四七太郎:手帳を作ることになったきっかけは?

加茂川:雑談していて「そういえば沖縄や京都には地方色のある手帖があるけど、福岡色を打ち出した手帳ってあるのかな」という話になり、改めて調べてみると、やはり見当たりませんでした。3月の九州新幹線全線開業で福岡に注目が集まっている今、福岡人のこだわりが詰まった手帖が必要ではないかという思いが強くなり、自分たちで作ってしまいました。

S美:機能性に優れるだけでなく、遊び心のあるデザインですよね。

加茂川:「コーデュラ×博多織献上柄」のコラボレーションは一番のこだわり。ただし、どちらも生地が厚手のため、大量生産の工程ではカバー縫製が難しい。ひとつひとつミシンで縫わなければなりません。そこで登場するのが福岡帆布の職人さんたち。以前、記者仕様のライターズバッグを共同開発したことがあり、その技術の高さはよく知っていました。それでも試行錯誤に丸1年。福岡帆布の職人さんの、熟練の技が冴え渡る手帖です。出来上がりには自信があります。

四七太郎:作りがしっかりしているのは、実際に手に取ってみるとよく分かります。

S美:面白いのは、スケジュール欄に「うんちく」が載っていること。

加茂川:「カバーだけでなく、本体にも福岡らしさを」とこだわったのが、週刊スケジュールの下段にある、福岡人にとっての記念日を集めた「今日はどんな日?」です。

四七太郎:どうやって集めたんですか。

加茂川:新聞社の膨大なデータベースと格闘しました。本当に地道な作業で、途中で挫折しそうになりました(笑)。というのはまあ冗談ですが、皆さんに喜んでもらえればと、コツコツ集めたうんちくネタは自分でいうのもなんですが、かなりのスグレモノだと自負しています。

S美:巻末にある「福岡蘊蓄問題」もいいですね。答えの欄には、該当する情報の掲載月日が書いてあるので、ついつい何度もスケジュールページをめくってしまいます。

四七太郎:問1 小説「老人賭博」が芥川賞候補になった北九州市出身の劇作家は?

S美:えっと…。

四七太郎:答えは、え~っと、1月5日の欄を見れば…

西日本新聞北九州本社、加茂川さん

加茂川:正解は松尾スズキです。

四七太郎・S美:さすが。

加茂川:そりゃ製作者ですから。

福岡手帖 2011年度版

仕様 B6判/カバー:コーデュラ黒×博多織献上柄
手帖期間:2011年3月〜12年3月、二色刷
価格:3,990円