丘の上で花とワインを満喫! | 47URARA

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3月春の花散歩。

丘の上で花とワインを満喫!

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第一駐車場では時期になると満開のサクラが迎えてくれる

ウイスキーやビール、清涼飲料メーカーとして不動の地位を確立しているサントリーの歴史が、ワインから始まったことを知る人は少ないでしょうね。1907年に発売された「赤玉ポートワイン」がその嚆矢である、と言えば「ああ、あのポートワインね」と思い当たるかもしれません。

ワインといえば「甲州ワイン」-。すなわち山梨がメッカであることに異論を挟む人はいないでしょう(北海道や長野県の人からは多少のイチャモンがつくのは覚悟の上で書いてはいますが)。「サントリー 登美の丘ワイナリー」は、その山梨の、甲府盆地を一望できる絶景の高台にあります。山梨を訪れる観光客の多くが「山梨へ来たんだから、やっぱりワインを飲みたいし、お土産にもワインを買って帰りたいね」と、県内に数多くあるワイナリーやワインショップに足を運んでいます。「登美の丘」もこうした人たちに人気のスポットですが、今回はワインだけでなく、違った魅力もご紹介しましょう。

3月下旬-。登美の丘にも甲府盆地より少し遅れて春が訪れます。県道を甲斐市で右折して途中から一方通行になる登美の丘への道を10分ほど車を走らせると、入り口ゲートで係のおじさんが「見学はいかがしますか?」と無料のツアーへの参加を聞いてきます。100年にも及ぶサントリーのワインづくりの歴史を、きれいなガイドさんの案内で学ぶのもいいですね。そこから、さらに車で坂道を上っていくと、R5m!くらいのものすごい急なカーブに遭遇します。ここで、今ではなかなか体験できない「スイッチバック」(かつて高地の鉄道などでは全国にあったんですよね)が必要になります。(と言っても坂はそれほど急ではありませんのでご心配なく)。

ウッドデッキから甲府盆地を臨む。雲がなければ正面に雄大な富士山が望める

スイッチバックを抜けて少し行くと第一駐車場に到着です。この時季、まず駐車場の周りのサクラが訪れる人たちを迎えてくれます。しばらく花見を楽しんだら、さらに、鳥のさえずりを聞きながらサクラ並木を抜けて数分行くと、上り、下りが二手に分かれた石段の中ほどに、前方の視界をさえぎるように見事なサクラの古木が枝を広げています。このサクラを鑑賞しつつ、くぐるように石段を下ると、そこは広々としたウッドデッキ。この時季、天気が良ければ正面に雪をいただいた富士山、右手には南アルプスの山なみ、富士山から左側に御坂山塊。そして眼下に広がる甲府盆地という最高のロケーションを満喫できます。ウッドデッキにはワインショップがあり、当地の名を冠した「登美」「登美の丘」をはじめとした各種のワインや関連グッズを販売しています。ここでは無料で赤、白、ロゼ3種のワインが試飲できます(運転手は入り口ゲートで「ハンドルキーパー」の証明書を首にかけてもらうのでジュースになりますが)。

ウッドデッキにはテーブルやチェアが配置されコーヒーやパンを楽しむことができる

さて、周辺の散策と花見をしていると、そろそろお昼です。「ランチはどうしよう?」と悩む必要はありません。さきほど下った石段を上るとレストラン「ワインテラス」があります。ここでおいしいピザや肉料理、パスタでワインを味わうのも結構ですが、筆者のお薦めはウッドデッキにある直営のパン工房です。ここの「レーズンノエル」は絶品です(と妻と娘が強硬に申しております)。デッキのチェアでサクラや山々の絶景を楽しみながら、おいしいパンとコーヒー、というのも捨てがたい魅力があります(もちろん両方楽しんでも結構です)。

園内にはさまざまな樹木が植えられ、季節によって色とりどりの花が迎えてくれます。家族連れでもカップルでも、それぞれの楽しみ方ができる「登美の丘」へ、お花見がてらドライブというのも悪くないですよ。ちなみに、帰りの一方通行の道路脇でもサクラ並木が別れを惜しむように見送ってくれるはずです。
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