
昨年の模様。異国情緒と海軍情緒を求めて県内外から多くの方がつめかけます。(2010年3月29付神奈川新聞)
桜の開花とともに、全国各地でお花見が催されます。舞い散る花びら、桜と空の下で広げるおいしいお料理とお酒…日本人でよかったと思う瞬間の一つですが、小さな頃は若干退屈だった記憶があります。お酒は飲めないし、まだ桜の風情もわからない…そんなお子様も大満足な一風変わったお花見スポットをご紹介します。
神奈川県は、米軍専用施設および日米共同利用施設の面積で全国第3位の「基地県」であり、陸軍の司令部であるキャンプ座間や、海軍の司令部のある横須賀海軍施設、厚木飛行場など、多くの基地施設があります。軍事施設ですので普段は当然入ることができませんが、地元市民との親睦を深めるために、多くの基地で「開放日」が設けられており、その日だけは基地施設の一部を見学することができます。

年に数週間しか見れない桜と、数回しか観れない軍艦、いっぺんに見ちゃいましょう!(写真は2007年4月2日付神奈川新聞)
その一つが、毎年春の季節に横須賀海軍施設(横須賀基地)、通称「ベース」で行われる「日米親善よこすかスプリングフェスタ」。バルチック艦隊を打ち破った日本海軍の記念艦「三笠」の横を通り過ぎて基地内に入る(毎年、3つあるゲートのどれかが開放されるそうです)と、そこはもうアメリカ。マンガに出てくるような巨大なリブロースやハンバーガー、アメリカ型の消防車、そして街中に溢れる英語の看板、駅から15分で、360度アメリカの風景を味わえます。一部開放されるクレメント通りには桜並木もあり、満開の桜を楽しみながら基地内を散策。バンド演奏やステージでの各種出し物のほか、多くの屋台やレストランで、本場の味とサイズのアメリカンフードを楽しむことができます(もちろん日本円で)
桜を存分に楽しんだ後は、毎年大人気の「艦船公開」はいかがでしょうか?昨年公開されたのは、米海軍のイージスシステム搭載型ミサイル駆逐艦「スティーザム」。新聞では「イージス艦」などと呼ばれ、同時にいくつもの飛行機やミサイルを探し出して叩き落すという、千手観音のような(笑)艦です。もう一隻は、海上自衛隊の護衛艦「いかづち」。6隻しかない日本のイージス艦を脇で支える主力艦で、飛行機とも船とも潜水艦とも戦える3番バッターみたいな艦です。実は私の中学の友達がこれに乗ってインド洋まで行きまして、個人的にも親しみを感じる艦だったりします。
前後左右に張り出したイージス艦のレーダーや、ゴミ箱の蓋みたいなミサイル発射機、R2D2によく似た射撃コンピュータは、パトカーや消防車が大好きな子どもたちをわくわくさせるでしょうし、お巡りさんや消防士さんと同じように、生活を守ってくれている海軍さんたちを身近に感じられる、貴重な体験になることでしょう。
今年は3月27日の開催が予定されていますが、艦船公開などの詳細はまだ未定。また軍事施設ですので、非常事態があれば予定はすぐに変更になります。詳細がわかり次第横須賀市のウェブサイト「ここはヨコスカ」で情報が公開されますので、是非こまめにチェックしてください。







