
記念撮影や散策を楽しむ観光客でにぎわう立山・室堂

稜線を覆っていた雲が流れ、みくりが池にくっきり映り込んだ立山。「逆さ立山を今のうちに」と観光客が盛んに記念写真を撮っていた
富山の夏は今年も暑い……。梅雨明けが平年より15日早い7月10日とあって、連日の暑さで身体もへばり気味。「節電の夏」が実施され、「涼」を求め、あちこちへ行くも……。そんな疲れた身体と心を癒やしてくれるのは、やっぱり大自然の「天然のクーラー」です。
標高2450メートルにある立山・室堂。平地との気温差は約マイナス15℃、今夏、訪れるには最適の場所です。立山・黒部アルペンルートで室堂へ。室堂ターミナルは夏山シーズン真っ盛り、多くの観光客でにぎわっています。雲上の室堂は涼しく、到着時の気温は18.5℃、気分爽快です。
室堂ターミナル内には今年から、おしゃれなファッションに身を包んだ「山ガール」が常駐する観光案内所ができ、登山やトレッキングに関する情報などを教えてくれます。多様な散策コースから、山ガールと相談し、体力に合った難易度の低い「みくりが池周遊コース」を選択。起伏の少ない遊歩道をゆっくり歩く人気のコースです。

「冷たい」「おいしい」。観光客に人気の「立山玉殿(たまどの)の湧水」
室堂平で、全国名水100選に選ばれている立山玉殿(たまどの)の湧水をゴクリ。澄んだ空気も相まって格別のおいしさです。この水は立山トンネル掘削中に湧き出たもので、夏場でも水温は2~5度。霊峰立山の水として、登山客や観光客の喉を潤しています。
水分補給を終え、さあ出発。江戸時代中期に建てられた日本最古の山小屋「立山室堂」を通り、「みどりが池」「血の池」を経て「みくりが池」に到着。1人旅ということもあり、かかった時間は約20分ほど。
みくりが池では、湖面を見ながらほっと一息。景色を見ているだけで、下界の騒がしさを忘れさせてくれます。天気の良い日、運がよければ、美しい紺碧の水面に立山の姿を映す「逆さ立山」を見ることができます。時間に余裕があれば「みくりが池温泉」で汗を流すこともオススメです。30分ほどの休息後、再び室堂へ。最後も玉殿の湧水を飲み、疲れを癒やしました。
今回は残念ながら日帰りでしたが、自然とのふれあいを満喫したい方は宿泊するに限ります。夜は無数の星の天体ショーに心を奪われ、山が目覚める朝は立山のシルエットに生命力を感じます。白く可憐なチングルマなど立山の植物観察、「池糖」と呼ばれる小さな池や沼の散策、雄山山頂を目指すなど、コースは数多くあり、旅の楽しみはつきません。
「節電の夏」。エアコンいらずの室堂でスローライフを楽しみませんか。心と身体をリフレッシュさせてくれますよ。







