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8月夏を惜しむ旅

住宅街にも驚きの清流が 「平成の名水百選」でリフレッシュ

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「平成の名水百選」に認定された熊谷市の水路。住宅街を流れる

まだまだ暑い日が続くが、こうした時は涼しげな水辺がありがたい。

特に清流は人の心をなごませてくれる。お勧めなのが、環境省が平成20年に選定した「平成の名水百選」だ。埼玉県からは4か所が選ばれている。

まず県北の雄都、熊谷市の街中を流れる水路。久下2151番地先から同2064番地までの約400メートルが「平成の名水百選」に認定されている。水源は地下水で、住宅街を這うように流れている。「こんなところに清流が!」と驚くのは必定。世界でここでしか見ることができない「ムサシトミヨ」という小さな魚が生息している。

埼玉の奥座敷、秩父も名水の宝庫。霊峰・武甲山の伏流水が「平成の名水百選」に認定されている。この地下水は、生活用水、神社の池、清酒の製造などに利用されており、住民の生活を支える貴重な水源となっている。江戸時代中期から長い歴史を持つ「武甲酒造」では、酒の仕込みに伏流水を使用。営業時間内は内井戸を開放しており、容器持参で水を持ち帰ることができる。

この秩父のさらに奥、小鹿野町の「毘沙門水」も名水好きには有名な湧き水。カルシウム分とミネラル分豊富だという。周辺にはカタクリの群生地があり自然が豊か。遠方からペットボトルを持参し、水を汲みに来る老若男女の姿も毎日のように見ることができる。

東京練馬からほど近い新座市栄にある妙音沢も「平成の名水百選」に認定されている。住宅街にある緑豊かな斜面林で、地域住民の憩いの場ともなっている。遊歩道が整備され、沢の流れを間近に見ると清らかさに驚く。残念ながら、飲料には適さない。

名残り惜しい夏の日々を思い返しつつ、美しい水で心身ともにリフレッシュし、実りの秋を迎えてはいかがだろうか。