
(大滝ブナ林)大滝大川県立自然公園に指定されている大滝山(946m)のブナ林。ほかに多種多様な植物や貴重な昆虫、メジロ、ヒヨドリ、ホオジロなどの野鳥などが生息しており、自然散策にはもってこいの癒やしスポット
瀬戸内海に面した香川は、夏のアクティビティが満載です。なにしろ、日本海や太平洋に親しんだ県外人が瀬戸内海を湖と間違えるほど波が穏やか。多島美を借景に楽しむ海水浴や納涼船は、そんな海だからこその安心感が魅力です。お盆過ぎからは、暑さと家族の世話に疲労した大人が癒やしを感じられるメニューへと転換したいところ。そこで晩夏のお出かけスポットとしておすすめしたいのが、高松の奥座敷ともいわれる塩江です。

(最明寺)大宝元年に行基が開基したと伝わる最明寺。中秋の名月頃まで白と紫の萩の花が境内を可憐に彩ります
高松市中心部から南へ車を走らせること30分強。県内唯一のブナの原生林を有する塩江町は、「水源の森100選」や「ホタルの里」にも認定されるほど自然美豊か。約1300年前に行基(弘法大師)が発見したと伝えられる温泉郷でもあり、環境省によって「国民保養温泉地」に指定されています。肌にまとわりつくような柔らかな湯で、湯治客も多いんですよ。近年、市街地でも温泉施設が多くなりましたが、周辺の森林環境から得られる癒やしとの相乗効果は、町中では得難いものです。
温泉宿(ホテル)が点在する香東川沿いには「道の駅しおのえ」があり、町内の「塩江ふじかわ牧場」から届いた絞りたての牛乳やソフトクリーム、塩江産の農産物が並んでいます。同店に並ぶ黒豆やなたまめなどで作ったお茶は、健康をサポートしてくれる効果もありながら結構おいしいんですよ。日帰り入浴施設「行基の湯」や足湯(無料)、地元産のそば粉を使ったこしのあるうちたてそばの店「そば処 行基庵」、ワークショップや趣向に富んだ体験型イベントにも精力的に取り組んでいる「塩江美術館」も、道の駅から徒歩圏内。源泉近くにある「白櫻の滝」や約40mの瀑布をみせる「不動の滝」などは、どれも行基に由来する清流スポット。同様に行基が開基したと伝えられる「最明寺」の境内には、8月から中秋の名月のころまで萩の花が見ごろを迎えます。

(あまごの摑み捕り)毎年、夏には大滝山県民いこいの森(TEL:087-893-0345)や塩江奥の湯公園キャンプ場(TEL:087-893-0337)では、近隣の川を舞台にあまごのつかみどりを実施してます(要予約)
8月27日(土)には同温泉郷の晩夏を彩る「塩江温泉まつり」が、塩江美術館に隣接するホタルと文化の里公園一帯で催されます。魚のつかみどり大会やステージショー、出店や約1000発もの花火が展開し、晩夏の一日をにぎやかに盛り上げます。高速料金の割引廃止でお財布が引き締まりがちな休日、塩江温泉郷で気軽なお泊りの旅を楽しみませんか。
※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。







