去りゆく夏を追いかける | 47URARA

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8月夏を惜しむ旅

去りゆく夏を追いかける

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雄大で美しい海岸沿いに走る「リゾートしらかみ」(写真の車両は新型になる前の「青池」)

青森の夏は、あっと言う間に過ぎてゆきます。青森県外の方から、「青森の夏ってどんな感じ?」と聞かれると、私も含め地元の人間は「ああ、ねぶたが終わったとたん秋風吹くよ」と答えます。半分冗談、しかし半分は本気です。ねぶたが終わると、とたんに吹く風がさわやか、というかひんやりという感じがしてきます。

窓が大きいので、美しい車窓を存分に楽しめます。

駆け足で過ぎてゆく青森の夏を、短時間で味わえるおすすめのルートは、JR五能線です。さまざまな旅行ガイドブックにも取り上げられているので、知っている方も多いことでしょう。青森県の西側、津軽地方の奥羽本線川部から日本海沿岸を通り、秋田県東能代を結ぶローカル路線です。川部駅を出発した列車はりんご畑の中を走りぬけ、左手に津軽の秀峰岩木山を見ながら、「立佞武多」で最近有名になっている五所川原へ到着。さらに列車は津軽平野の水田地帯を抜け、日本海に面した鰺ヶ沢へ。ここから、車窓右手に日本海を見ながらしばらく走ることになります。

鰺ヶ沢から深浦、そして青森・秋田県境を越えるまでの約70kmの区間は、右手に日本海の大海原、左手には世界自然遺産・白神山地と、青森県を代表する大自然を車窓の両側に見ながら「ぜいたくな」列車の旅をすることができます。五能線の楽しみは車窓だけではありません。五能線を走るリゾートトレイン「リゾートしらかみ」は車内で津軽三味線の生演奏が聴けたりする、乗って楽しい列車です。「青池」「クマゲラ」「橅」と3編成あるリゾートしらかみのうち、「青池」は、2010年12月の東北新幹線新青森駅開業にあわせてデビューした、環境にやさしい新型のハイブリット車両だそうです。

夏が短いだけ、青森の夏の自然は海も山も美しさが際立ちます。その短い期間の美しさ、素晴らしさをぜひ堪能しにおいでください。