
沖島の南側に位置する港周辺
湖上を進む船の上から琵琶湖を囲む山々を眺めると湖面を抜ける心地よい風が、頬をなでます。琵琶湖には昔から漁業や全国各地から京都の朝廷への献上物などを運ぶなど多くの船が往来し、周囲に住む人々の生活を支えてきました。現在も観光用の遊覧船のほかに、地元住民の生活に欠かせない定期航路をもつ船が多く就航しています。この夏、涼を味わう船の旅はいかがでしょうか。
現在、琵琶湖に就航する航路は11路線あります。その多くは琵琶湖に浮かぶ島への路線で、地域の足となっています。島のひとつである沖の島へは近江八幡市の堀切港から出航しており、片道約10分で着くお手軽な船の旅です。

沖島の南側に位置する港周辺
沖島は琵琶湖の中で最大の島で、淡水湖の中に人が住む島としては国内唯一で世界的にも非常に珍しいとされています。沖島は東西2.5キロメートル、南北1キロメートル、周囲約7キロメートル、人口は約350人の小さな島で、島民のほとんどが漁業に従事しています。島には郵便局は一軒しかなく、島の交通手段は自転車が中心で、都会にはないのどかな時間がながれています。しかし、1958年には813人いた島内の人口は現在半分以下に減っており、この島にもご他聞にもれず少子高齢化の波が押し寄せています。
源氏の落人が住み着いたとの伝説が残るこの島では名字は、小川さんや茶谷さんなどと限られ島民の皆さんはお互いを名前で呼んでいるそうです。この夏、家族のような雰囲気のこの島に遊びに行ってはいかがでしょうか?







