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6月心で贈る、お中元。

鼻にツーン、刺激的な贈り物

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上品な辛さと香りの「薬莱わさび」。地元の農産物直売所「やくらい土産センター」では、わさびおにぎりも販売している

日ごろの感謝の気持ちを、今年はちょっぴり刺激的な贈り物で表してみてはいかが。刺激の元は本ワサビ。山形県境に近い宮城県加美町小野田地区では、数年前からワサビ栽培が行われています。

加美町のシンボル薬莱山

加美町のシンボル「薬莱(やくらい)山」にちなんだ「薬莱ワサビ」のブランドで出回り、地元の農産物直売所「やくらい土産(どさん)センター」でも人気を集めています。日帰り温泉施設「やくらい薬師の湯」の食堂では、おろしたてのワサビをだし汁と合わせてご飯にかけて食べる「わさび丼」が好評。他にも地元の高校生がワサビのアイデア料理を考案したり、バイオ技術による苗の育成に取り組んだりと何かと話題です。

ミネラル豊富な湧き水をたっぷり吸収して育った薬莱ワサビは、清々しい香りと上品な辛さ、ねっとりとした舌触りが自慢。おろしたての風味を、ぜひ味わってみてください。一度で使い切れなかった場合は、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包んでからラップをし、冷蔵庫の野菜室に入れておけば上手に保存できます。

「薬味だけでは、もったいない」とばかりに薬莱ワサビの加工品も次々と登場。浅漬け粕漬けソーセージしそ巻き、さらにはワサビの抗菌作用に着目した石鹸もあります。生産者の開発意欲の旺盛さとともに、ワサビの万能さにも驚かされます。

地元の日帰り温泉施設「やくらい薬師の湯」の食堂では「やくらいワサビ丼」が人気

まだまだ、すべての商品を試すに至っていませんが、現時点で筆者のお気に入りは浅漬け。あっさりとした醤油漬けで、薬莱ワサビの上品な風味が存分に堪能できます。シャキシャキとした歯応えも好みです。

豊かな自然にはぐくまれた薬莱ワサビ。鼻の奥にツーンと広がる刺激は未曾有の大震災以来、忘れてしまっていた感情を思い起こしてくれました。自然は恐ろしいだけの存在ではなく、わたしたちに恵みと喜びも与えてくれることを。
頑張ろう、宮城!
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