
有明海の養殖ノリ種付けの様子。赤や緑の色鮮やかな網が並ぶ
S美:太郎さん、お取引先へのお中元に、ノリを贈ろうと思うんですが。
四七太郎:ノリ? ノリノリで抜群な状態のS美を披露するってこと?
S美:違います、お中元です。…なんですか、ノリノリで抜群な状態って。
四七太郎:ああ、ノリって海苔の方
S美:贈るノリっていったら、どう考えてもそれでしょう。
四七太郎:いや小さい子どものいる家庭なら、工作用ののり(糊)もあるぞ。
S美:いや、お中元ですからそれはありません。
四七太郎:まあノリなら日持ちがするし、贈答品の定番だからいいんじゃない?それに何といっても福岡は、日本一の生産量を誇る有明ノリの一大産地だしね。
S美:ノリブランドの代名詞と言ってもいいですからね、有明ノリは。私の知り合いのアメリカ人にも、「エスミ、あの最高においしいアリアケのブラックペーパーをまた送ってくれ」と指定してくる人がいるくらいです。
四七太郎:有明海には、ノリの養殖に最適な条件がそろっとるけん、当然かもしれんね。
S美:どんな条件がそろっているんですか?
四七太郎:まず筑後川と矢部川、2つの川からミネラルなどの栄養素が豊富に流れ込んでくること。
S美:なるほど。だから有明ノリは栄養たっぷりなんですね。
四七太郎:それから、有明海といえば干潟が有名なことでも分かるように、遠浅であるために干満の差がとても激しいのも、ノリの養殖にとってはプラスに働くとよ。
S美:へえ。そうなんですか。

有明ノリ収穫の風景
四七太郎:干満の差が激しいと、潮の流れが速くなるために海水が掻き回され、酸素が海中深くまで行き渡る。その上、干潮時には養殖中のノリが完全に水面上に露出するから、有明ノリはたっぷりと日光にさらされる。だから有明ノリは、つややかで深い色合いと抜群の風味を保つというわけやね。
S美:太郎さんオススメの、贈答用ノリ商品ってあります?
四七太郎:そうね。これなんかどう? マルホ海苔の「夢(特選焼き海苔)10パック化粧箱入り」。お値段は税込み7,350円。
S美:マルホ海苔といえば、筑後川の河口、柳川市にある地元の有明ノリ業者さんですね。
四七太郎:そう。有明ノリ本場中の本場といえる、こだわりの産地直送メーカーよ。その中でもこの「夢」は、最高級の商品たい。
S美:最高級というと、うわさに聞くノリの一番摘みですか。
四七太郎:もちろん。良質な有明ノリの中でも新芽のノリだけを集めた一番摘みは、柔らかく、歯切れが良く、豊富なミネラルで深い澄んだ緑色に輝く、まさに自然が作った芸術品。軽くあぶると香ばしさが広がってたまらんばい。
S美:いいですね。あの、これもいいですけど、もう少し手軽な商品もありませんか?

左が特選焼き海苔「夢」、右が「有明育ち・一番摘みセット」
四七太郎:だったらこれは? 「有明育ち・一番摘みセット 各5パック詰め合わせ」。有明育ちは塩味で、一番摘みはしょうゆに一味がピリリと効いた味付けノリのセット。こっちなら税込み2,310円。
S美:あ、それだったらごはんのお供にもいいし、酒の肴にも合いますね。
四七太郎:あ、言っとくけど、「一番摘み」だけが一番摘みじゃなくて、「有明育ち」「一番摘み」のどちらも一番摘みっちゃんね。
S美:ええ? ややこしいな。要はさっきの「夢」も含めて、どの商品も一番摘みの有明ノリだということですか?
四七太郎:そういうことやね。
S美:お中元だけじゃなくて自分用にも買おうかな。おいしいノリが欲しかったんです。
四七太郎:なんで?
S美:深夜、「今、食べたら太るよなー」と思うけど、でもお腹が空いて仕方ないっていうこと、あるじゃないですか。
四七太郎:ああ、あるね。俺やったらカップラーメンとか食べるけど。
S美:だめですよ。深夜にカロリーの高いもの食べたら太ります。私はノリを食べることにしているんですけど、せっかくならおいしいノリがいいですもん。
四七太郎:じゃ、常備しておいても損はないんじゃない?
S美:ええ、太郎さんもぜひどうぞ。







