鎮魂と復興願う北日本新聞納涼花火 | 47URARA

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6月夏イベント in 2011

鎮魂と復興願う北日本新聞納涼花火

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光の大輪が市街地の夜空を鮮やかに染め上げた北日本新聞納涼花火=富山市の城山から(多重露光)

北日本新聞納涼花火は今年も8月1日、富山市の神通川有沢橋下流で行われます。昭和22年、富山大空襲の犠牲者の鎮魂と平和への祈りを込めて始まったこの花火大会は今年、東日本大震災の犠牲者の鎮魂と復興への願いも込めて打ち上げられます。

尺玉や色鮮やかなスターマインが夜空を彩り、大勢の人々を魅了した北日本新聞納涼花火=富山市の神通川有沢橋下流(多重露光)

早打ちのスターマインで開幕し、全国の花火職人が工夫を凝らした尺玉の競演会やメロディーと連動して打ち上がる音楽花火、スピード感あふれるウルトラスターマイン、10号尺玉の連発などが続き、フィナーレは、仕掛け花火の文字が浮かび上がると同時に、超特大スターマインが数カ所から一斉に打ち上げられます。観客は約1時間、多彩な光と音のショーを満喫します。

花火会場を訪れるのは、親子連れや浴衣姿の若者だけではありません。富山大空襲を経験した人も数多くいます。富山大空襲では市街地に焼夷弾が降り注ぎ、街は炎で焼き尽くされ、一夜にして約3000人が亡くなりました。亡くなった人たちを慰霊したいという思いから会場に足を運び、「花火の一つ一つの光が亡くなった人の魂のよう」と話す人もいます。家で見る人も光のショーを見つめながら平和が続くことを祈ります。

夜空を彩る花火に歓声を上げる観衆=富山市の神通川有沢橋下流

「戦争はもう二度と繰り返してはいけない」。戦争を知らない世代が年々増える中で、8月1日の北日本新聞納涼花火は平和について繰り返し考えるきっかけとなっています。今年は東日本大震災の犠牲者の鎮魂と復興も重ねて願うとともに、平和に暮らせることに感謝しながら、花火を観賞したいものです。