
商店街に色鮮やかなびょうぶ絵が浮かんだ絵金祭り
県庁所在地の高知市から東へ車を30分ほど走らせた香南市赤岡町で、今年も「土佐赤岡絵金祭り」が開催される。絵金は幕末から明治の初めにかけて高知で芝居絵や絵馬、凧絵などを描いた浮世絵師である。
作品の中でも芝居絵は猥雑・土俗的で、特有の泥絵の具を用いた「血赤」や、作中人物のいかつい表情など、おどろおそろしい表現が今なお人気。こういった絵は、町の農民や漁民から依頼を受けて書くことが多かった。
これは、土佐の土俗信仰に「7月は死んだ者たちが怨霊となって海から巷に戻り、災いをもたらす」というものがあり、絵金の絵はこれら怨霊をもたじろぐ力を持った「魔よけの絵」としてもてはやされていたからのようである。
この独特な世界観を持った絵金の屏風絵などを、町の商店街の軒下に20点ほど並べたのが「絵金祭り」である。絵はろうそくの明かりで幻想的に照らされるため、目を背けたくなるような絵がさらに際立って見える。
毎年第3土日開催で、今年は16日、17日に午後7時より開催される。
※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。







