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球場へ行こう!群雄割拠の高校野球「神奈川・夏の陣」

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東海大相模の日本一を伝える記事。昨年夏準優勝の雪辱を晴らせるか?

神奈川県の名物といえば、シウマイに豚まん、マグロにシロコロホルモン、そして高校野球。センバツ優勝の東海大相模高校、松坂大輔を輩出した横浜高校をはじめ、多くの強豪校がしのぎを削り、ドラフトで指名された選手だけでも200人を超えるプロ野球選手を輩出しています。神奈川県代表校の夏の甲子園での勝率は6割3分3厘で、愛媛・大阪に次いで全国3位の好成績を誇っています。

が。

そんな横浜高校も東海大相模も、決して手に入れることのできない称号があります。それは「甲子園常連校」。先ほどとはうってかわって、「学校別出場回数」ランキングをのぞいてみると、甲子園でおなじみの各校が並ぶ中、県内最高は横浜高校の13回で、全国39位にとどまっています。
昨年の出場校数は実に186校にのぼり、たとえシード校であっても、時には連日試合をしながら並み居る強豪校を押しのけ、どこにも負けずに7連勝しなくてはなりません。事実、今年の春季大会では、センバツで日本一になった東海大相模がなんと県ベスト16で敗退するという波乱もありました。「甲子園で勝つこと」よりも「甲子園に出ること」のほうが難しい全国有数の激戦区、神奈川大会は毎年甲子園に勝るとも劣らない熱戦が繰り広げられます。

公立の星、厚木北高校。公立出身者としては、夏もぜひがんばってもらいたい!

さて、今年はどのチームを追っかけようか…というときにチェックしておきたいのが、秋の新人戦、センバツのメンバーが3年生になり、いよいよ夏に向けて本格始動する春季神奈川大会。85チームが参加した今大会で注目されたのは、強豪ひしめくベスト4にはじめて名を連ねた厚木北高校と、向上高校の2校です。

厚木北高校は4強唯一の公立高校。公立高校の4強進出は実に7年ぶりです。思い切りのいい打撃を身上としたチームで、エースの好投もあり勝ちあがってきましたが、2戦連続完投を続けてきたエースが相手打線に捕らえられ、悔しいコールド負けを喫しました。

今大会のダークホース、向上高校。夏もかき回すことができるか、乞うご期待!

その厚木東を下した向上は、私学とはいえ施設に恵まれない練習環境の中、冬から1日1000スイングをノルマに、徹底した基礎練習で鍛えた粘り強さで強豪・平塚学園などとの接戦をものにしてきたチームです。決勝の慶應との試合ではピッチャーを打ち崩したものの点の取り合いに競り負け、二位で出場した関東大会では、緊張からか失策と四球を重ね、東京の佼成学園に敗れました。

それぞれ初めての大舞台で苦渋をなめた両校ですが、この経験をバネに夏はより強力な布陣で大会に乗り込んでくることでしょう。強豪・古豪・新鋭が激突する神奈川大会、ぜひ球場でご覧ください。そして神奈川の野球の魅力にズブズブになった方は、過去の大会を公立高校のはしばしまで網羅した47CLUB神奈川新聞社 出版部で販売中の「高校野球神奈川グラフ」を、ぜひお求めください。今年度版は、全予選終了後に発売予定です!