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C61 38年ぶり復活運転

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復活運転に向け高崎駅で披露されたC61

7月にスタートする群馬デスティネーションキャンペーン(9月30日まで)に向けて、JR東日本が復元作業を進めていた蒸気機関車(SL)「C61形20号機」が、6月4日からJR上越線の高崎―水上間で38年ぶりとなる復活運転を始める。

復元のため華蔵寺公園から搬出される

◎華蔵寺公園(伊勢崎)に35年間展示

「C61形20号機」は1949年に製造された。東北本線や常磐線、奥羽本線などで運行され、東北初の特急「はつかり」にも使われた。全長20.4メートル、重量79.5トン。戦後の旅客増に対応するためD51のボイラーやC57の車輪部分をベースに造られた。

廃車後の74年に無償貸与され、華蔵寺公園遊園地で展示を始めた。腐食を防ぐための定期的な塗装で保存状態が良く、現存するC61が全国で3両と少ないことから、復元されることになった。
2010年1月19日、第3のステージに向け華蔵寺公園から搬出された。

大宮総合車両センターで行われた試運転

◎約1年かけて復元

「C61形20号機」の復元作業は、さいたま市のJR大宮総合車両センターで行われた。
昨年1月に始まった作業は、車体をボイラーや台車、石炭と水を積むための炭水車の三つに分割。ボイラーの改修や汚れやさびを落とす「化粧直し」も施した。
大型ネジなど一部の部品については古すぎて交換用の在庫がなく、メーカーに特注して作り直した。
2010年3月5日には、同センターで試運転が行われ、多くのファンが見守った。

◎6月中は土日に1往復運行

「快速SL C61復活号」として旧型客車6両をけん引して上越線の高崎-水上間を運行する。旧型客車は、1938年から1955年に製造され、JR東日本では高崎支社のみ保有している歴史的価値の高い車両。
行きは、高崎を9時56分に発車し、折り返し駅の水上には12時4分に到着。水上ではSLの進行方向を反転させる「転車台(ターンテーブル)」を見ることが出来る。

帰りは、水上を15時20分に発車し、終点の高崎には17時20分に到着する。
6月中は土日に1往復運行。定員472人、全席指定で、指定席券は主な駅のみどりの窓口などで発売中。7~9月の土日や祝日にも運行予定。
料金は大人510円、子供250円で、他に乗車券が必要。