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5月いらっしゃい、山ガール。

山ガール“Y”、県都のシンボルを踏破!!

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県都山形のオアシス、おむすび形の千歳山

山ガール、身近な山…。うーむ、J1モンテディオ山形の今季の行方にはらはらし、モンテとベガルタ仙台のサポーターたちが、被災者のみなさんのための物資を協力して届けた、というニュースに涙目になったりする拙者にはちと荷が、という感じなので、ここはスーパーサブ、代打の切り札、Yさんに山を語ってもらいます。写真の人物? さあーて、ね。

初めまして。Yです。例年以上に雪が多かった山形にも、ようやく春が来ました。今回は、山ガールになりきり、冬季間に脂肪をためこみ、なまった体を鍛え直そうと、山形市のシンボル・千歳山の山頂を目指すことにしました。

千歳山は、山形市街地の南東に位置する、標高471メートルの山。往復約1時間ほどなので、気軽に登ることができます。県庁から一キロも離れていないところに位置し、おむすびのような三角形が目印です。小学生や高齢者など年代を問わず多くの市民らが訪れ、県都山形のオアシスともいえる場所。運が良ければ、カモシカに出会うことができるそうです。

4月のある日曜日、千歳山の山頂を目指して、赤い鳥居が立ち並ぶ参道からスタート。登り始めると、森の中でさえずる鳥の声が聞こえ、アカマツ林を柔らかい風が吹き抜けてきた。土や木のにおいを胸いっぱいに吸い込みながら、ジグザグした山道を進む。小さい子どもを連れた家族や女性グループ、夫婦など、おしゃべりを楽しみながら登る多くの人たちと擦れ違う。

自然のエネルギーを吸収しながら、山頂を目指す

標高が高くなるにつれ、市街地の街並みが、眼下にどんどん広がる。中腹の休憩地点は荒々しい岩場で、晴れた日には山形を代表する月山、朝日連峰も一望できる絶景ポイント。「あとひと息」と鼓舞し、登り始めて40分ほどで頂上にたどりついた。しばし木造2階建ての展望台からの眺め、森林浴を楽しむ。遠くまで行かずとも、こんなに近くに自然を満喫できる場所がある。日常の煩わしさを忘れ、生きるエネルギーをたっぷり充電し、下山。

ひざがガクガクになりながら、ようやくスタート地点に到着。「おなかがすいたな」と思っていると、ちょうど、こんにゃく屋さんの看板を発見。古民家風の建物の中に入ると、こんにゃくを使ったメニューの数々が並んでいた。

山形の内陸地方の観光地などでよく売られている三つの丸いこんにゃくを串刺しにした、玉こんにゃくを注文すると、これまで食べた中で一番の大きさ。Yは山賊のような山ガールなので、からしを付けてかぶりついた。あっさりしたしょうゆ味が口いっぱいに広がる。うまい。力餅ならぬ力こんにゃくだ。

山形の名物、しょうゆで煮込んだ玉こんにゃく

ところで、山形県はこんにゃく消費量が日本一。県内の中でも特に内陸地方では、しょうゆにするめなどを加えて煮込んだ玉こんにゃくが、観光地だけでなく祭りやイベント、学園祭などでも売られます。毎年10月には川西町で玉こんにゃくを串に刺す早さを競う「全国玉こん選手権大会」も開かれているほどです。

玉こんにゃくが内陸地方に浸透しているのは、昔からコンニャク芋の栽培が行われ、あく抜きの灰が生じる炭焼きが盛んだったからです。また江戸時代に整備された羽州街道沿いの茶屋で、砂糖や米粉が手に入りにくかったために、団子の代わりに提供していたからだとする説もあります。
山形を訪れた際には、ぜひ素朴な味わいの玉こんにゃくを食べてみてください。
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