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5月いらっしゃい、山ガール。

裏原…ならぬ「裏鎌」名所をめぐるハイキングコース

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頼朝公の像が悠然と構える源氏山公園。徒歩圏内に名所がごろごろしているのも鎌倉の魅力です。

神奈川県が誇る観光地、鎌倉。とてもいいところなんですが、道路が狭いのが玉にキズ。もともと、三方を山に囲まれ攻めにくく守りにくい立地が、皆さんご存知の源頼朝に好まれ、都市を建設したのが鎌倉の起こりですが、現在でもその基本的な立地条件は変わっていません。また、鶴岡八幡宮への道は道路のど真ん中を参道が貫いておりますので、地元の人間はつい車で行くのには二の足を踏んでしまうのです。(実は、駐車料金も銀座並み!)

ですので今回は、そんな鎌倉を穏やかに歩き回る、ハイキングコースをご紹介します。そのスタートはもちろん鎌倉駅……ではなく、そのお隣、JR横須賀線北鎌倉駅。横須賀線自体がもともと海軍さんの利便のために作られた路線ですが、鎌倉周辺はその極致。軍港都市横須賀への線路は鎌倉五山のひとつ円覚寺の境内をブチ抜き、鶴岡八幡宮の参道(段葛)を壊して進むという軍部ゴリ押し路線。北鎌倉駅近くの円覚寺を入り口方面から見ると、お寺の石柱の奥を電車が横切るという、珍しい風景を見ることができます。まぁ線路があるのでと地元が駅を請願し、今ではお寺と学校の駅として、賑やかながらも昔ながらの風景を残すよい駅になっております。

北鎌倉駅を出て、「縁切り寺」として有名な東慶寺や、2月のURARAでご紹介した「鉢の木」さんを抜けて、源氏山公園へ。頼朝公のひいひいおじいさん、平安時代に東国武士を束ねた武士のカリスマ源義家が奥州(東北地方)へ出陣するときに、源氏の白い旗を立て戦勝祈願をしたことから白旗公園とも呼ばれています。(でもなぜか公園内には頼朝公の像があるんですけどね)

源氏山公園からさらに海の方向に向かうと、銭洗弁天があります。頼朝公が夢の中で宇賀神さま(仏教の弁才天さま)のお告げをうけ、探し当てた泉を祭ったのがはじまりだとされるこの神社、もともとは不浄を清める神社だったのが、いつのまにか「才」の字が「財」になり、ご存知の通り宝船に乗せられ、奥の泉でお金を洗うとお金が増えるという、俗っぽい神様になっております。日本の宗教は実におおらかでいいですね。

鎌倉の大仏。建立当初は金箔が貼られていたらしいです。見たかったなぁ…

そして、最後に控えるは鎌倉のシンボル、大仏。鎌倉時代に建立されたといわれる仏様で、周りを囲んでいたはずの大仏殿は今はなく露天にさらされていますが、大仏自体の損傷は少なく、ほぼ作られた当時の姿を保っているといわれています。大仏の中は空洞になっており見学も可能。補修補強はされていますが、当時の製法のままの大仏の裏側を覗くことができます。ちなみに大佛次郎さんのお名前でよく知られる「おさらぎ」という読み方、これは大仏が建立された土地がもともと「おさらぎ」という地名だったことに由来しており、大佛次郎さんの場合はペンネームでしたが、実際に「大仏」という姓があるとのこと。ちょっと会ってみたい気もします。

ここまでくれば江ノ電の長谷駅まであと少し。実はこのコース、私が小学校の遠足で歩いたコースなんです(もはやうろ覚えですが)。寄り道しながらでも無理なく歩けるハイキングコースですので、是非お訪ねください。梅雨時には、鎌倉のいたるところで綺麗なアジサイも見ることができますよ!