雄大な北海道を楽しむウォーキング | 47URARA

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5月いらっしゃい、山ガール。

雄大な北海道を楽しむウォーキング

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牛舎川沿いにウッドチップで整備された遊歩道

北の湘南と呼ばれる北海道伊達市は、道内では降雪量が少なく、気候温暖な地として知られる。市名でわかる通り、亘理伊達家(仙台亘理藩)が開拓したマチであり、市内には開拓当時の名残を伝える史跡や記念碑が点在する。現在の宮城県亘理町から、移住が始まったのは明治3年のこと、その後同14年まで9回にわたり、合わせて2,609人が移り住み、北海道伊達市の礎を築いた。

同市の稀府(まれっぷ)地区は、第8回移住者たちが切り拓いた。地区東端を流れる牛舎川沿いには、地元の自治会が中心となって造成した遊歩道があり、穴場的ウォーキングコースとして知られる。道南の幹線道路、国道37号にかかる黄金橋を基点にした全長2.5kmは、鷲別岳(911m)と稀府岳(702m)を望み、無理なく登山気分が味わえるコースとして、女性や高齢者の利用も多い。

黄金橋をスタートして間もなく、左手に緑丘高校が現れる。遊歩道は同校のグラウンド脇を進み、野球部員や陸上部員が行き交う人に「こんにちは!」と元気よくあいさつしてくれる。奥に進むと市道が横切っており、コースをはずれ右手の橋を渡り500mほど行くと、メジロ牧場がある。メジロマックイーン、メジロドーベルなど、名だたる名馬を輩出した有名牧場だ。さらに進むと、二・二六事件で暗殺された高橋是清が開設した高橋農場もある。是清の孫・賢一氏(故人・元北海道議会議長)がサラブレットの生産をはじめ、現在も直系の子孫が農場を経営している。一帯はヨーロッパを思わせる風情が漂い、この時期は生まれたばかりの子馬との触れ合いが楽しめるかも。

サラブレッドたちがのんびり放牧されているメジロ牧場

さて、寄り道はこれくらいにしてコースへもどり、上流へ進むと稀府神社がある。難工事となった水路開削工事で、様々な困苦に耐える心のよりどころとして、開拓者たちが建立した。神社から上流へ進むと高速道の高架橋があり、ここから先は木々が生い茂る自然豊かな環境に変貌する。聞こえるのはせせらぎと野鳥のさえずり、極上の森林浴を味わいながら心地よい汗をかけば、終点にたどり着く。この先には林道が続き、牛舎滝もあるが昨年、ヒグマの出没が確認され、注意が必要だ。

開拓者の息吹を感じながら、自然と触れ合えるウォーキングコース。ありそうでなかなか無い北海道ならではの体験を、おすすめします。
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