
今では希少種となったモンモロコ

ホンモロコの放流作業
近畿の水がめ、びわ湖。実はこのびわ湖、生まれてから10万年以上も経つ世界でも数少ない古代湖で、豊かな水産資源をはぐくんできました。鮎、うなぎなどの一般的なものから、いさざなどのびわ湖にだけ生息する固有種もあり、これらの佃煮は滋賀の名物にもなっています。
しかし、びわ湖の固有種は年々減少しています。コンクリート護岸化や水質悪化、ブラックバスなどの外来種の増加が原因で、滋賀県ではこれらを絶滅危惧種などとして独自のレッドデータブックに登録し、種の保存と環境改善、外来魚の駆除に力をいれています。
この固有種の中に、ホンモロコと呼ばれる魚があります。昆布巻きやつくだ煮、塩焼きにすると本当においしいお魚です。漁獲量は最盛期の年300トン以上から2008年は10トンに激減しており今では希少価値が高くなり、料亭でも提供されているといいます。ある通信販売では10匹の甘露煮が3千円近い値段をつけており、もはや高級魚ですね。しかし、県では休耕田を活用したホンモロコの養殖事業に取り組んでおり年々水揚げ量も上がっていると聞きます。幻といわれた「ホンモロコの佃煮」が気軽に食卓に登る日も近いかもしれません。

人々に恵みをもたらしてくれる琵琶湖







