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12月全国お雑煮対決!

ばあちゃんのお雑煮は具だくさん

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お雑煮のもちにクルミだれを漬けて食べてもおいしい

「いーっぱい食べてけろ」
ばあちゃんが作るわが家のお雑煮は、とにかく具だくさんです。米どころ宮城だから、主役は一応もちなんですが、残念ながらおわんの底に隠れて見えてません。

私の出身地宮城県本吉郡南三陸町は、目の前に志津川湾が広がる海の町。三陸沿岸では、アワビやハモ、ホヤ、干しダコ、カキなどを入れ、海の幸いっぱいのお雑煮を作る家庭もあります。仙台では焼きハゼでだしを取る仙台雑煮が有名です。

引き菜

宮城のお雑煮の具材で欠かせないのが引き菜と凍り豆腐。引き菜とは、千切りにした大根とニンジンをさっとゆでて、水気を絞り、おにぎりのように丸めて凍らせたもの。引き菜は、年内に下ごしらえをしておきます。保存が利く上、素材の甘みが増しておいしくなります。かつては、屋外で自然に凍らせましたが、現在では気温が高く凍らないこともあります。冷凍庫でがっちりと凍らせましょう。

凍り豆腐は、大崎市岩出山の特産品として全国的に有名。つるした豆腐を寒風にさらし「凍らす→乾かす」作業を繰り返して作られています。栄養価が高く、煮物や汁物などに利用されます。汁を吸ってうま味たっぷりの凍り豆腐は、なくてはならない存在です。

引き菜、凍り豆腐のほか、ゴボウやちくわ、糸こん(家庭によって異なる)などをだし汁で煮込み、醤油で味付けします。食べる直前のなべに、焼いた切り餅を入れ、軟らかくなったらお椀に盛り付ける。最後にセリとなるとを飾って出来上がりです。

正月にはお雑煮と一緒にあんこもちとくるみもちを食べる習慣があります。あんこは、年末にストーブの上であずきがぐらぐら。年末は、家中に甘い香りが漂います。クルミは、紅白歌合戦を見ながら割ったクルミの中の身をひたすらほじる作業を家族で行うのが恒例。楽しいお手伝いでした。正月の朝は、そのクルミをすり鉢でつぶし、お湯で伸ばした作り立てのくるみだれを柔らかいもちに絡めていただきます。甘〜いおもちと、だしの利いた澄まし汁で、新年が幕を開けるわけです。

~~~簡単なレシピ(4人分)~~~
【材料】
大根 中1本
ニンジン 中1本
凍り豆腐 4枚
ゴボウ 中1本
ちくわ 4本
糸こん 1袋
切り餅 4個
セリ 1/2本
なると巻 1/2本
だし汁 800ml (煮干しと昆布、シイタケなど)
醤油 大さじ4
酒 大さじ1
塩 少々

【下ごしらえ】
1 年内に大根とニンジンの引き菜を作る。引き菜は、大根とニンジンを千切りにした後、ゆでて水気を搾り、おにぎりのように丸めて凍らせる。

【作り方】
1 煮干しと昆布でだしをとる
2 ゴボウをささがきにして水にひたす。糸こんは短く切って湯通し。ちくわは縦半分に切って斜めに細切り。凍り豆腐は水で戻し、5mm幅くらいに切る
3 だし汁に、引き菜とゴボウを入れて火にかけ、沸騰したらあくを取る
4 2に酒大さじ1と醤油大さじ4、ちくわ、糸こん、凍り豆腐を加え、中火で10分ほど煮込む
5 具材にほど良く味が染み込んだら、弱火にし、塩で味を整える
6 焼いた切りもちと、なるとを入れて火を止め、お椀によそう。汁から具がはみ出すくらいに盛るのが田舎流
7 最後にせりを飾っていただきます
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