
白みそ雑煮
京の雑煮といえば、丸餅、白みそ仕立て。濃厚なまったりとした白みそのお雑煮と花鰹の香ばしい香りが特徴。新年の始まりを祝うお雑煮は、縁起をかついで、角の立たんように丸餅に。それに大きな頭(かしら)いもに里いもなどの小いも、細いお雑煮大根を輪切りに、祝いぎわに花鰹(かつお)をふんわりと。家によっては金時人参なんかや海老芋なんかも入れたりする。子孫繁栄を願って小いも、「人の頭になれますように」と頭いも、「地に根がはるように」と輪切りの大根も。ひとつひとつ結構色々意味があるもんです。
そもそもなんで京都は白みそなのか?京都の歴史を紐解くと、さかのぼることこれまた平安時代。甘いものが珍重される時代、まゆげが特徴麻呂(マロ)・お公家さんの宮中で甘みを求めて考案されたといわれる。その甘さを出すのは米の割合。普通、味噌に使う大豆と米の割合は1対1。だが、白味噌の場合は大豆1に対して米2.5を使うそうだ。これによって甘みと深みがでるのだという。
…と、そんなこんなかしこぶって白みそ雑煮をご紹介する、かく言う私(SAT)は九州福岡が本籍。新年食すお雑煮も実はすまし派という京都を語るべからずの輩である。食わず嫌いだった私も今や「白みそ大好き!(かも…)」。百聞は一見に如かずとはよくいうもの。皆様も地元のご当地雑煮と食べ比べてみるのも一興なので、一度ご賞味あれ!
【白みそ お雑煮レシピ】
丸もち4個、頭いも4個、里いも4個、雑煮大根2本、だし3カップ、白みそ100g、花がつお適量
1 頭いもは皮をむいて面取りし、まるごと少量の酢を加えてゆでるか蒸す。
2 里いもは皮をむいて、雑煮大根は輪切りにしてそれぞれゆでておく。
3 丸もちは別鍋の湯の中で柔らかくしておく。
4 だしに白みそを少量ずつ溶かし入れ、頭いも・里いも・雑煮大根を加えて温める。
5 椀に丸もちと4を入れ、花がつおをかける。
※ 頭いもはさといもの親いも。縁起ものなので、切らずにまるごと使う。
※ 雑煮大根は正月用に出回るミニサイズの大根で、ねずみ大根、祝い大根とも呼ばれる。







