
これが、北播スタンダード(たぶん)!
兵庫県は、但馬、播磨、摂津、淡路などの旧国ごとの個性が強い県なので、“兵庫県の雑煮”を定義するのはとっても困難。それならばせめて、とわが地元である北播磨地域のスタンダードを探ってみるべく、地元の友人や母の友人ら十数人に雑煮レシピを聞いてみたところ…衝撃を受けました。「うちはすまし汁で、ブリの切り身が入ってるで」、「気分ですましになったり、味噌になったり」、「白味噌で、もちは煮込むよ~」と、家によってバラバラ。近所なのにこんなに違うものなの!?と、続々とやってくる“わが家の雑煮”メールを見るたびに困惑。北播磨に狭めてもスタンダードはないのかも、そんな不安がよぎりましたが…。私を含む6人の“わが家の雑煮”がほぼ一致したので、今回はそれを「北播(ほくばん)スタンダード」として紹介します。

もちは、絶対に丸もち!大根、にんじんもお忘れなく
まず、用意するものは、丸もち、大根、にんじん、ねぎ(あれば)、そして白味噌。もちは絶対に丸もちです。これは全員が口をそろえて「丸だ」と言っていたので、ここだけはゆずれません。あとは、普通のお味噌汁を作る途中の段階でもちを入れて煮込むだけ、という至極カンタンなレシピです。ここで終わると手抜きだと怒られそうなので、母に聞いたもちを煮込むときのコツをひとつ…。
かたい状態からぐつぐつ煮込むと、形が崩れてどろどろの雑煮になってしまいます。形を残したままもちを柔らかくするには、煮込むまえに、水を張った深めの器に入れてレンジでチンすること。こうすることで、短時間でもちが柔らかくなります。
しかし、形が崩れるまで煮込んだもちもまた美味!溶けたもちがお味噌汁にとろみを与え、満腹感も大幅にアップ。わが家のもちは、年末に祖母の家で臼ときねでついたもちで、市販のものより溶けやすく、よくのびます。具が少なめで(大根だけだったりもします)、あくまでももちが主役の雑煮がわが家の定番。シンプルすぎるがゆえに、その年のもちの出来が雑煮の仕上がりを大きく左右します。「もちは自家製」はわが家だけの決まりなので、市販のもちを使ってももちろんOK!
北播スタンダードをおさらいすると…
(1)大根とにんじんが入っていること、(2)丸もちを使うこと、(3)もちは焼かずに煮込む、(4)白味噌を使ったお味噌汁、以上4点がポイントです。勝手に定義してしまいましたが、他の県に比べたらかなり地味なのでは…。うちのはもっと豪華よ!という兵庫県民の方、ごめんなさいっ。







