
苓北を中心に食べられているカブの入った「お雑煮」
福井のお雑煮を紹介します。福井の一般的なお雑煮というと、嶺北を中心に食べられているカブの入ったお雑煮です。米こうじと大豆の田舎みそ仕立ての汁に、ゆで丸もち、カブの薄切りを入れ、かつお節を載せただけのシンプルな雑煮です。カブを用いるのは「株を上げる」から縁起がよいためとも言われています。
それに比べちょっと個性豊かな雑煮が、小浜市の一部に伝わる黒砂糖入りの「御食国(みけつくに)若狭おばまのお雑煮」です。手作り田舎みそ仕立ての汁にゆで丸もちを入れ、黒砂糖をかけます。砂糖が貴重だった時代、北前船の寄港地で手に入りやすかったことに由来するとされ、ハレの日の特別食として今も同市の一部に伝わっています。どちらもシンプルなお雑煮ですが、御節をおかずに食べるにはちょうど良いかと思います。また、お正月ということで親戚縁者とお酒の飲み疲れの方にも最適かと思います。
◆ 嶺北(かぶ入り)
【材料(4人分)】
カブ2~4個、丸餅4個(小なら8個)、味噌50g(好みにより調整)、水3カップ、かつおぶし適量
【作り方】
1 カブは薄切りにし、茎を適当に切る。
2 鍋にかぶを敷いて餅を入れ、水を加えて煮る。
3 餅がやわらかくなったら味噌を入れて火を止め、お椀に盛りかつおぶしをかけていただく。

黒砂糖をかけた小浜市の一部に伝わる「御食国若狭おばまのお雑煮」
◆小浜(砂糖入り)
【材料(4人分)】
丸餅4個(小なら8個)、味噌50g(好みにより調整)、だし汁3カップ、黒砂糖20g、昆布・花かつお(だし用)
【作り方】
1 昆布とかつおでダシをとり、味噌で味を調える。
2 別鍋で丸餅をゆでる。
3 2の餅に1の味噌汁を注ぎ、食べる直前に包丁で刻んだ黒砂糖をのせ、まぶしていただく。







