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山陰海岸ジオパークの世界認定に沸く「食のみやこ鳥取県」

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日本海形成の記憶があちらこちらに。美しい地形、貴重な地質遺産は「世界」も太鼓判

ここ数年、鳥取県の官民産学が一体となって世界認定に向けて取り組んできた「山陰海岸ジオパーク(GGN)」。2008年12月には、日本ジオパークネットワークに加盟認定を経て、地元の世界認定への機運はますます高まった。そして、このほどギリシャで開かれたGGNの会議で山陰海岸のGGN加盟が決定した。国内では、昨年8月に初めて加盟した新潟県糸魚川市などに続いて4地域目で、世界25カ国77地域が「世界ジオパーク」になった。

鳥取名産! 冬の味覚の王者、松葉カニ。休日ともなると市場には観光バスが次々と訪れる。

ジオパークとは、学術的に貴重な地形や地質遺産を含む自然公園。山陰海岸ジオパークは鳥取、兵庫、京都の3都県におよぶ広大なエリアで、鳥取市の白兎海岸から京都府京丹後市経ケ岬までの東西110キロ、南北30キロ(最大)の風光明媚なスポットだ。日本一広い海岸砂丘といわれる鳥取市の「鳥取砂丘」や柱状節理が見事な兵庫県豊岡市の「玄武洞」、リアス式の海岸地形が続く鳥取県岩美町の浦富海岸一帯など、自然の造形美が織り成す造形美が観光客らを迎える。

待望の世界認定に地元は歓迎ムード一色。11月6日に解禁した「松葉カニ(ズワイガニの雄)」や脂の乗りがいい「ハタハタ(シロハタ)」、弾力があり、甘みが強い幻のエビ「モサエビ」など、冬の魚がおいしい季節にあたるため、食と風趣に富んだ情景目当ての観光客増加に期待をかける。

鳥取の魚はうまさ格別。手前に見えるのはハタハタ。秋田で水揚げされるものよりも脂が多く、地元でも人気が高い魚

ジオパークエリア内では、ウオーキング大会やマラソン、地質を学びながらの散策など、早速老若男女が楽しめ、学べるイベントが目白押し。鳥取砂丘には見る人を圧倒する砂像を展示した「砂の美術館」を開催中。クリスマスシーズンの「鳥取砂丘イリュージョン」では、20万球以上電球を使ったイルミネーションが、夜の砂丘の雄大な景観を浮かび上がらせる。

悠久の歴史が作り上げた他に類を見ないアート・山陰海岸ジオパーク。真っ青な海と海岸の独特な地形、日本海が形成するまでの記憶を刻み込む多くのスポットに訪れてみては。せっかくの鳥取旅行。冬の味覚の代表格・松葉カニや鳥取県の山海の幸をたっぷり堪能することもお忘れなく。