
JBL優勝を決めて記念撮影する「リンク栃木ブレックス」と観客
「日本一」、なんていい響き。聞くだけで高揚してくる。そして、思い出すのが2010年4月、栃木県民を大いに熱くさせてくれた「リンク栃木ブレックスの優勝」だ。
2004年12月、栃木県にプロバスケットボールチームを作ろうという県内有志の活動から始まり、ようやく2007年4月にJBLへ正式加盟し、JBL2参入。「5年後のトップリーグ日本一」の目標のもと、プロ契約選手10人でスタートしたチームは、1年目にJBL2の初代王者となり、JBL参戦した2シーズン目、レギュラーシーズンを26勝15敗の2位で終え、プレーオフ進出を決める。

県民約1万人が祝福した優勝パレード
セミファイナル第1戦はエース川村卓也が腰の痛みで先発を回避、黒星スタートとなったが、第2、3戦は連勝。第3戦は第2クオーターで最大19点差をひっくり返す大逆転劇を見せて勢いに乗り、同3位のパナソニックを2勝1敗で下した。
ファイナルの対戦相手アイシンはレギュラーシーズンの対戦成績は2勝4敗と唯一負け越した相手だった。3戦とも序盤はアイシンが王者らしくリードするが、徐々にブレックスも底力を発揮。第1・2戦は早い攻撃につなげて逆転した。第3戦も第4クオーター終了間際に追いつくなど驚異的な粘りを見せた。3試合ともチームの約半数の得点を記録した田臥勇太、川村卓也の2人はもちろんだが、勝負どころで3点シュートを沈めた田中健や竹田謙、リーグ屈指のインサイド陣を相手に奮闘した伊藤俊亮やスコット・メリット、アルフレッド・アボヤの活躍も光った。まさに全員の力で勝ち得た栄冠だった。
設立から5年以内での日本一を目指して発足したチームが3年目にしてその目標に到達した。ファイナルの会場には栃木からやってきた大勢のファンが地鳴りのような声援で代々木を揺らし続けた。そして、日本一が決まった瞬間の割れんばかりの大歓声。その音量は日本一を懸けたファイナルの戦いが地元で行われていると錯覚してしまうほどだったそうだ。バスケットファンだけでなく、多くの県民がこの快挙に沸き、地元凱旋として県庁-宇都宮市役所間で優勝パレードが盛大に行われ、県民約1万人が祝福した。今、思い出すだけで胸が熱くなる。

栃木県内4プロスポーツを支援する 「KIZUNA リストバンド」
栃木県には、ブレックスの他に3つのプロスポーツチームが活動しており、今年は注目の話題が多かった。J2参戦の栃木サッカークラブは、地元経済を引っ張る経営陣が新役員に名を連ねることとなり経営基盤の強化に乗り出した。シニアディレクターにセルジオ越後氏を迎えている日光アイスバックス(アイスホッケー)は、日本人初のNHL選手となった日本代表GK福藤豊が入団した。宇都宮ブリッツェン(自転車)は、地元で行われたジャパンカップサイクルロードレースにて中心街を走るクリテリウムが初めて開催され、元F1ドライバーの片山右京がチーム選手として出場した。
最後にお知らせですが、下野新聞社では社会貢献事業として取り組む「KIZUNA PROJECT」の第一弾として、県内4プロチームを応援する「KIZUNA リストバンドクーポン」を販売し、益金を各チームに贈る活動を展開中。ぜひ、ご賛同をお願いします。
・県内試合会場:
ブレックスアリーナ宇都宮、宇都宮市清原体育館、フォレストアリーナ鹿沼総合体育館、栃木県立県南体育館、栃木県立県北体育館、足利市民体育館
・県外ホーム試合会場:
あづま総合体育館、ぐんまアリーナ
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