
行田・丸墓山古墳でのロケ風景
暗い世相の昨今、埼玉では明るい話題がひとつ。本県を舞台にした歴史小説が映画化される。「のぼうの城」(和田竜著)だ。
「のぼう」は「でくの坊」の意味。群雄割拠の戦国時代、何だかさえないのに領民たちから愛される主人公、忍城城代成田長親(ながちか)と、名だたる武将たちの活躍を描く。舞台となったのは埼玉県行田市で、2007年11月28日の発売から話題を呼びロングセラーとなり、累計100万部を突破、今年10月には文庫化された。

「のぼうの城」の舞台・忍城
映画は犬童一心監督と樋口真嗣アスミック・エースエンタテイメントにより製作が進行中。主役の成田長親を野村萬斎、ヒロインの甲斐姫を榮倉奈々が務める。ロケは8月15日にクランクイン。北海道の苫小牧市の湿原で「佐間口」「長野口」の城門、「石田堤」などを忠実に再現した大規模なオープンセットが作られ、戦国時代さながらの迫力ある合戦シーンなどを撮影した。9月には山梨や京都で撮影が行われた。
10月27日には地元・行田市の埼玉古墳群の丸墓山古墳周辺でエキストラやボランティア約120人が参加し、石田三成軍が丸墓山に着陣し、戦の準備や作戦会議する様子などを撮影した。俳優は不在だったが、行田市民を中心に足軽役に扮した65人が熱演、待望の地元ロケが実現した。
2011年秋公開予定。
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