食育キャラ「たべんばくん」が人気 | 47URARA

地域情報発信!全国の地方新聞社厳選 47URARA(よんななうらら)

47CLUB

全国津々浦々の【新鮮】地元情報!“地元発!”のタイムリーな情報を毎月テーマに沿ってお伝えする『47URARA(よんななうらら)』

12月地元発!2010年の大ニュース

食育キャラ「たべんばくん」が人気

Bookmark and Share Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをはてなブックマークに登録

人気を集めた大会マスコットキャラクター「たべんばくん」

霧島を訪れたとき、初めて知った。坂本龍馬がお龍と2人で霧島を旅したのが新婚旅行のはじまりだったこと。結婚して間もないころ、龍馬たちと同じように夫婦で温泉につかり、高千穂峰を目指した。そして、なぜか霧島神宮に2人の記念撮影用顔はめパネルがあったことを鮮明に覚えている。大きくて威厳のある神社にこんなパネルがあったのかと意外な感じがした。

6月の2日間、多彩なイベントや物産展でにぎわった食育推進全国大会。目標を大きく超える4万3000人が入場した

今年、顔はめパネルで印象に残ったのは6月の食育推進全国大会だ。入場者は目標を大きく上回る4万人を越え、5回の全国大会で最高の人出を記録した。マスコットキャラクター「たべんばくん」は山盛りのごはんを持った男の子とムツゴロウを組み合わせた愛らしいデザイン。子どもや家族連れが列をなしてパネルでポーズを取っていた。

誘致に名乗りを上げた2年前から佐賀県が準備を始め、地元紙の佐賀新聞社も県や企業・団体などと連携し、「食卓」から家族や地域社会の絆を見つめ直す「家族だんらん県民運動」を展開した。豊かな食材に恵まれた農業県佐賀。食と農をつなぎ食育の大切さを訴え、紙面やイベント、ウェブなどで幅広く運動の盛り上げを図った。裾野の広いテーマということもあって県内の全市町で地域実行委員会が結成され、県民協働運動の大きなうねりになっていった。

食育大会のマスコットキャラクター「たべんばくん」と佐賀新聞のキャラクター「ぺーぱくん」のパネルから顔を見せる子どもたち

予想以上の来場者や反響は食育や食の安全性に対する関心の高さをうかがわせた。一方で、ここにきて国内はTPP(環太平洋連携協定)の対応をめぐって揺れ動いている。貿易立国、技術立国日本が参加するメリットは理解しながらも、地方では農業への影響を心配する声が大きい。

それでも、食料の安全と農業が担ってきた環境保全の役割を取り戻そうとする動きが広がりを見せている。効率化を求めて中央集権が強まり、厳しい競争原理にさらされる今、モノの価値を見失い、価格だけにとらわれていないだろうか。47CLUBの理念は地域のいいものを発掘し紹介すること。価値観をいま一度見直し、一人でも多くの人に伝わるよう務めたい。