さよなら、余部鉄橋 | 47URARA

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12月地元発!2010年の大ニュース

さよなら、余部鉄橋

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2010年7月16日。余部鉄橋、最後の日

架け替え前に一度行きたかったのに間に合わなかった~、という方、残念でしたね…。2010年、兵庫県の大ニュースといえば、あの「余部(あまるべ)橋りょう」が新しくなったこと!

鉄橋をわたる列車。手前に新橋の橋脚が見える

余部橋りょうは、兵庫県北部の日本海に面したまち・余部(美方郡香美町香住区)に架かる、JR山陰本線の鉄道橋。山から山へと架けられた橋で、まちの中にその橋脚をどっしりと構えています。架け替え前の先代は、「余部鉄橋」の愛称で親しまれたトレッスル橋。鋼材を組み上げた独特の構造と、景観に映える朱色が人気で、たくさんのファンがいた鉄橋でした。ラストランは今年7月16日夜、大阪発鳥取行きの特急・はまかぜ5号。当日午後には惜別の儀式も行われ、惜しまれながらの引退となりました。

翌17日から解体に着手。11本あったうちの餘部(あまるべ)駅側の橋脚3本が橋げたとともに残され、展望台「空の駅」としてこれから整備されることになっています。駅のホームには、使われていた鋼材がベンチとして設置されました。世代交代はしたものの、先代の生きた証がちゃんと残されているところに、まちの人々の鉄橋に対する愛が感じられます。

愛情なら、先代の後を継いだ新橋も負けていません。余部鉄橋が「日本の近代土木遺産」に選ばれていたことから、新橋の建設現場には「目指せ!100年後の『土木遺産』」と書かれた幕が掲げられていたとのこと。「鉄橋に負けないものを作ろう」という熱い思いを全身で受けて、新橋は8月11日に完成、12日に開通しました。ノスタルジックな雰囲気をかもし出す先代とはうってかわって、コンクリートの白さと直線的なラインで構成されたシンプルな美しさが特徴の近代的な橋へとデザインを一新。さらに、コンクリート橋にしたことで、鉄橋が抱えていた騒音や安全面が大きく改善。アクリル製の防風壁も装備し、強風が吹く環境での運行ダイヤの定時性も大幅に高まりました。

余部の象徴だった橋が変わったことで、まちの景観も様変わりした

約1世紀前に生まれた先代が現役を退き、余部橋りょうが世代交代をむかえた2010年。「安心・安全な橋」として地域の人の期待を背負い、今年から新たな歴史を歩み始めます。
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