
押し花が彩りを添えるタルト「世界にひとつだけの花」
兼六園の大茶会(金沢市)、二条城市民大茶会(京都市)と並んで、日本三大茶会と称されている「松江城大茶会」は、毎年10月初めに島根県松江市の松江城二の丸公園で開催されます。今年は抹茶6流派、煎茶4流派の10流派が一堂に介し、二日間で1万6000人をもてなしました。

昔ながらの製法を受け継ぐ「清水羊羹」
松江市に茶の湯文化が根付いているのは、松江藩主7代目、松平冶郷(はるさと)公が不昧(ふまい)と号して茶の湯を極めたからです。茶道が城下に浸透すれば和菓子の文化も発達するというもの。その証拠に、松江市内にはたくさんの和菓子の老舗が店を構えており数々の銘菓を楽しめます。
和菓子も良いけど洋菓子も…という方には、自然がいっぱいのタルトはいかがでしょう。島根県の南東部・奥出雲町のお店では、プリムラやビオラ、千鳥草といった食用花の花びらを加工し、生地の色づけもニンジン、ホウレンソウなど地元で採れた自然の食材を使用した「世界にひとつだけ」のタルトが作られています。自然の恵みをほおばると何だが心が豊かになってきます。

ニューヨークに向けて発信「NEW松江菓子」
一方で「やはり、お茶に合わせるお菓子といえば羊羹でしょう」という向きも沢山いらっしゃるはず。そんな貴方にオススメしたい逸品が島根にあります。その名も安来市にある名刹・清水寺の境内で売られている「清水羊羹」。実は10月のURARAでも触れているので、細かい説明ははぶきますが、この清水羊羹は、平安時代から伝わる伝統的な製法で、一つ一つ手作りされています。小豆と寒天、砂糖だけで作られたその味は、添加物を含まない健康的な食品。甘さが控えめで、昔味わったような不思議な感覚になる、とても素朴であたたかいお菓子。竹の皮で包まれた羊羹を手にすると、何だかほっとして懐かしい気持ちになること間違いなしです。ご家族や「大切な人」への贈り物としても、きっと喜ばれますよ。
伝統的な和菓子もさることながら近年、松江の菓子文化をアメリカ・ニューヨークに伝えようと「NEW松江菓子」という事業が、市内複数の菓子店によって展開されています。松江発の和・洋菓子がニューヨークに進出、動物性脂肪をほとんど含まない日本の和菓子は、健康的な「スイーツ」としてニューヨーカーにも好評だとか。松江市内の「宍道湖しじみ館」にも置いてあります。
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