
割ると黄色い果肉が顔を出す安納芋シャーベット
焼き芋といえば、焼きたてのほっかほかを「はふはふ」いいながら食べるものだと思っていた。「冷めた焼き芋なんか許せない」。ひんやり冷たい焼き芋を渡されたときは、「最近おいしいと評判のスイーツ」と言われても信じられなかった。皮もついてるし。とりあえず割ってみると、しっとりした黄色みを帯びた果肉が現れた。水分が多くねっとりした安納芋だからガチガチにならないのか(買って帰ってくる間にほどよく解凍されたのかもしれない)。
恐る恐るかぶりついてみる。果肉は固めのクリームのように口の中に絡み、自然な焼き芋の甘みが口の中に広がる。自然のアイスクリームとでも言おうか。いや、甘すぎないところがいい。「有機肥料のみを使用して栽培しています。皮ごと食べても安心・安全です」の表示に誘われ、ふた口目以降は皮ごと。あらら、またたくまに食べ終わってしまった。ちょっと大きめの卵大の芋が、1個あたり100円くらいか。
「これはアリですね」「アイスよりずっといい!」、一緒に試食した同僚たちも満足げであった。
種子島から生まれた安納芋。高水分で、焼くとクリームのようにネットリとした食感。16度にもなる高い糖度の割にはカロリーも低いらしい。焼き芋だけでなく、素材としてお菓子やアイスクリームにアレンジされるなど、人気が高い。冷凍焼き芋も、もともとは電子レンジなどで加熱するだけで手軽に食べられるように製品化したのだろうと思うが、まさかそのまま食べてもスイーツとして成り立つとは。安納芋恐るべし。
※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。







