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10月紅葉を見に行こう

眼前に連なる色彩の饗宴=西川=

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月山志津五色沼=月山志津温泉にある美しい沼。春は水芭蕉が咲き、秋の紅葉も美しい。周囲の散策もできる

昔、東京都とほぼ同じ広さの所に1万数千人が住む町で暮らした時、「秋の紅葉、初夏の新緑、冬の雪景色。ここは四季がくっきり色鮮やかで美しくて、きっと気にいると思うよ」と土地の人が言っていた。その町の秋の紅葉、そして町の人たちと一緒に訪れたウィーンの秋の景色は、本当によく似ていて、「錦秋」という言葉がぴったり。色彩の饗宴というべきか、赤、黄、その濃淡などが図らざる天然の織物のように眼前に連なっていた。

そのような紅葉を満喫したい方に今回、お勧めしたいのが山形県のほぼ中央に位置する西川町。今回、「秋の恵み」のワインの欄でも紹介している地域だ。森敦の小説「月山」でも知られる名峰や寒河江(さがえ)ダムのダム湖など雄大な景観を持つこの町は、山形自動車道、山形空港、山形新幹線と高速バスなどにより仙台、首都圏からのアクセスもいい。

西川町の庁舎内にある月山朝日観光協会の方にいただいたアドバイスも含め、見どころとしては、同町の志津温泉あたりでは10月中旬ごろから紅葉が堪能できる。寒河江ダムによってできた人造湖の月山湖の国道112号沿いの売店からは、10月後半から11月にかけ、湖面と紅葉という景色も楽しめる。ここで紅葉や、湖面からの大噴水(11月初めまで)を楽しんだ後で、国道112号を山形市方面に向かい、沿線の山菜料理やおそばの店、「道の駅にしかわ」の温泉や名物のソフトクリームなどを味わうのもいい。さらに、10月前半はリフトを使い月山姥ケ岳の西側斜面などの紅葉見物もいい。詳しくは月山朝日観光協会(TEL: 0237-74-4119)へ。

リチャード・ギア主演の映画「オータム・イン・ニューヨーク」では冒頭、ニューヨークの公園の木々が、美しく色づいているシーンが印象的だ。西川で、そして身近な場で思い出に残る秋を見つけてほしい。