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10月紅葉を見に行こう

名園の紅葉と、お色直し中の姫路城の共演

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9つの庭のなかで最大の「お屋敷の庭」。水面に映る紅葉と、滝からの波紋が美しい

兵庫県が誇る世界文化遺産・姫路城。白漆喰で塗り固めた優美な姿に、強固な要塞としての性格をもち、「白鷺城」という愛称で知られる名城です。この城のすぐそばに、これまた素晴らしい庭園があります。庭の名は「姫路城西御屋敷跡庭園」、通称「好古園(こうこえん)」。1618年に本多忠政(ほんだ・ただまさ)が造営した武家屋敷、池、屋敷門などの遺構を生かして設計され、姫路市制100周年にあたる1992年に開園しました。ここは紅葉もさることながら、庭園そのものの美しさが秀逸なんです!

真っ赤なもみじで染まった庭

好古園は、面積約1万坪の日本庭園で、池泉回遊式の「お屋敷の庭」や、本格的数寄屋建築の茶室・双樹庵のある「茶の庭」など9つの庭園群から成ります。それぞれの庭が白い壁で仕切られ、ひとつ門を超えるごとに風情が変わるよう趣向がこらされています。江戸時代の情緒をかもし出すたたずまいで、「大岡越前」や「暴れん坊将軍」、「大奥」など、時代劇や大河ドラマのロケ地としても使われているんですよ。いちばんの見どころは、お屋敷の庭にたたずむ「潮音斎」からの眺め。この建物は中秋の名月を愛でるのに最良の方向に向けて建てられており、ここから望む雄滝と大池は壮観。背景には、姫路城西の丸一帯の豊かな原生林が広がります。

姫路城の天守閣は、現在お色直し中

景観そのものが素晴らしいので、紅葉の季節の美しさはもう格別!大池の周囲の紅葉した木々の下には約250匹の錦鯉が優雅に泳ぎ、鏡のような水面に鮮やかな色彩がゆらゆらとたゆたいます。また、キキョウやスイフヨウ、コムラサキなどの花々が咲くのもこれからの季節。紅葉と咲き乱れる花々で庭園が華やかな色であふれかえり、どの庭もため息モノの美しさです。

歴史と自然が調和した見事な景観が自慢の好古園。1時間ほどで歩いて回れる庭なので、姫路城とセットで散策してみてはいかがでしょうか。そうそう、姫路城は現在「平成の大修理」の真っ只中。天守閣は素屋根にすっぽり覆われているのですが、代わりに(?)千姫化粧櫓が来年2月28日まで特別公開中。好古園とのセット入城券も、大人720円が560円に減額されているので、今ならではの楽しみもあります。好古園の紅葉と一緒に、お色直し中の姫路城の姿をぜひ見に来てください。
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