日本一危ない国宝鑑賞 | 47URARA

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9月修行でもしてみようか。

日本一危ない国宝鑑賞

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心してかかれ!

中国地方の最高峰大山をはじめ、船上山、三徳山など鳥取県の中国山地の山々は古くから山岳信仰の霊地として開けていた。中でも修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたと言われる県中部の三徳山周辺は異彩を放っている。

気を抜くな。一寸先は闇なのだ…。

三徳山三仏山の開山は慶雲3年(706年)、役行者が修験道の行場として開いたとされ、その後慈覚大師円仁により嘉祥2年(849年)に本尊釈迦如来・阿弥陀如来・大日如来の三仏を安置し「浄土院美徳山三仏山」と号したと言われる。かの写真家土門拳が古寺巡礼の中で日本一の名建築と評した国宝『投入堂』は、ここ三仏寺の奥の院である。

三仏寺参拝のクライマックスはなんといっても奥の院投入堂への道のりである。

まず、三仏寺の拝観料とは別に入山料を支払い、「六根清浄」と書かれた輪袈裟を身につけ宿入橋から山道に入る。ここからの山道は非常に険しいため、参拝者が登山に不適当な服装や靴を履いている場合は入山を拒否される場合がある。万が一、拒否された参拝者にはわら草履(有料)が販売される。その他、岩場を這いあがったり木の根をつかむための手袋(軍手)の準備は必須である。

感動!日本一美しい木造建築。

宿入橋から投入堂までの高低差は約200メートル、全長は約700メートル。道中には文殊堂、地蔵堂、納経堂などが建っており、いかにも山岳信仰のメッカらしく、起伏に富んだ自然の山道がありのままの状態で残されている。ところによっては鉄の鎖やロープ、むき出しになっている木の根だけを頼りにしがみついて、その都度足場を確保しながら登り下りすることになる。

それらの難所を踏破し、ようやくたどり着いた眼前の岩場に毅然と建つ『投入堂』の姿は感動的である。

日本建築史上例を見ないと言われる三徳山三仏山『投入堂』。
屋根の軽快な反り、堂を支える長短さまざまな柱の構成など、建築美の観点からも優れた作品である。写真家土門拳は「わたしは日本第一の建築は?と問われたら、三仏寺投入堂をあげるに躊躇しないであろう。」と投入堂の美しさを大きく称えている。

日本一美しい国宝までの道のりは、表題通り危険極まりない修行の道なのである。
地図※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。

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