
紅葉の美しい1138段の石段を登るランナー。あと一息。
島根県東部、日本海に面した島根半島は四季折々に美しい山並を見せてくれます。その半島の中心にある一畑山には、「目のお薬師さん」として有名な一畑寺、通称一畑薬師があります。
起源は古く、約1100年前の寛平6年(894)で、宍道湖(日本で7番目の大きさ)や中国山地の山並みを借景にした雄大な庭園など、約5万坪の境内は年間数十万人の参拝者でにぎわいます。
この一畑薬師で毎年10月の最終日曜日に開催される「一畑薬師マラソン」は、男女それぞれ5kmと10kmの部があり、毎回2000人近くの県内外のランナーが参加、山頂から下って登るコースをマイペースで走り抜けます。

一畑寺の本堂。山間の静かな佇まいが参拝者を優しく迎える。
こう書くと、普通のマラソンのようですが、実はこのマラソンの一番の特徴は、コース最終付近の石段。1138段の急な参道が、ランナーの最後の走りに立ちはだかります。例年、この石段を走って駆け上がる選手は皆無。呼吸を整え、すねに手を当てながら登っていく様は、沿道で応援する人たちも思わず力が入ってしまいます。
日本一の石段マラソンとして知られているこのマラソンは、今年で32回目を迎えます。私は運営側のお手伝いをしているため、選手として出場ができません。とっても残念です…!?でも内心ホッとしているのが本音。走ることで肉体的にも精神的にも自分を鍛えることは、私にとっては、まさに修行そのもの。しかし、全国から島根を訪れるランナーを、しっかりした運営で陰から支え、島根を気に入っていただくことも、自分なりの修行かなと考えています。
今年から小学生以上の男女が参加できるウォーキングの部(3km)が新設されました。こちらも石段を登りますが、あくまでもウォーキングですから、一度経験してみてはいかがでしょう。大会への出場締切は9月10日(金)。大会の問い合わせは同大会事務局(TEL:0853-63-3699)まで。
※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。







