
完歩者にはゴールで完歩証が送られる
30代半ばを過ぎた。何事もなく静かに過ごしたいと思う毎日だ。
これでも若いころは、将来のためにと、勉強やスポーツに励んでいた。しかし、そうした向上心も35歳を過ぎ、40歳に手が届きかけるとすっかり衰え始めた。不透明な時代をどう穏やかに暮らせるか-。半ば人生の目標となった。

大会記録でゴールしたM君
とはいえ、サラリーマン生活をしていると、逃れられない修練もある。どの会社でも「修行の一環ではないか」と思われる行事があるものだ。埼玉新聞社において、そのひとつが「中仙道浦和宿100km歩け歩け大会」だ。さいたま市に本社をおく警備会社「SPDセキュリティA」が毎年4月に開催するウォーキング大会だが、距離が尋常ではない。群馬県安中市の磯辺温泉からさいたま市浦和区の別所沼公園まで100キロをとにかく歩き続ける。早朝、磯辺温泉を出発。高崎、本庄、熊谷、鴻巣など中仙道の旧宿場町を抜け浦和に至る。制限時間は30時間。参加者は100人を超えるが、完歩者は全体の半数ほどだ。
我が社の社員も3年前からこの大会にエントリー。新入社員など若手社員が100キロの道のりに挑戦している。昨年、入社2年目で参加した広告局のM君は100キロを完歩。しかも完歩時間19時間21分という大会新記録でゴールした。
ほぼ早歩き状態だったという。若いというものはいいものだと本当に思う。彼には大きな目標をもってこれからのサラリーマン人生を歩んでもらいたいと切に願っている。







