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9月修行でもしてみようか。

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佐賀県一をめざしアマチュア野球王座決定戦県大会が残暑厳しい中、9月18日から3日間の熱戦を繰り広げる=今年の地区大会から

工藤公康。埼玉西武ライオンズ投手。47歳。現役最年長選手。
どれだけ曲がるの、とありえないくらいの大きなカーブがトレードマーク。1981年、名古屋電気高校のエースとして夏の甲子園に出場、長崎西高校を相手にノーヒットノーランを達成した。判官びいきもあって応援していた隣県の進学校から次々と三振を奪い、ぐうの音も出ないほどにやっつけたことが衝撃的で忘れられない。あまりにも大きなレベルの差。初出場だった佐賀県代表の佐賀学園と当たらずに良かったと内心ほっとした。

1982年に西武ライオンズに入団。ダイエー、巨人、横浜と「優勝請負人」として渡り歩き、現役29年目の今年は古巣のライオンズに戻った。通算224勝はもちろん現役最多勝。今でも140キロ台を出せるなんて驚異的だ。くりくりとした目でお坊ちゃん顔なので、年齢不詳だが、紛れもなく1963年5月5日生まれの満47歳。

2002年の国体軟式野球40歳以上の部門で優勝した佐賀チームの弥富投手。50歳に手が届こうとする今でも熟練の投球を見せる

これまで第一線で活躍できたのは科学的トレーニングと体のケアを怠らなかったこと。古くからピッチャーはとにかく走れといわれた。おぼろげながら分かっているものの、ある対談で「スポーツは走ることに始まり、走ることに終わる」と話した。心肺能力、回復能力を高めるだけでない「すべての基本」がランニングにあると説いた。運動力学や栄養学などあらゆることを学び、実行してきたこの人だからこそ説得力があった。

同い年の工藤に負けまいと40歳過ぎて肩にメスを入れた。「プロじゃないんだから」とからかわれた。一週間の入院後、リハビリ。徐々に肩の調子は戻った。その間、炎天下での練習に加え、毎週のランニングと筋トレも欠かさなかった。所属するチームのみんなが40代から50代。同じ高校で甲子園をめざした先輩後輩が集まり、40歳を過ぎて結成した。近鉄で首位打者もとった「あぶさん」も名を連ねる。チームのホームページには「悔しい夏をひきずったまま 今でもボールを追い続けてる…」とある。

9月18日からはアマチュア野球王座決定戦佐賀県大会。佐賀市のみどりの森県営球場を舞台に、各地区を勝ち抜いたチームが県一をかけてぶつかる。20代に交じって、中には40代の選手も。年々落ちる体力に抗い、大好きな野球の「生涯現役」を貫こうと奮闘する。

先月、30度を超す猛暑の中、5年ぶりの完投勝利を挙げた。「工藤が頑張っている間は投げ続ける」。トレーニングはさらに熱を帯びる。触発されたのか、妻がウオーキングを始めようと言い出した。

工藤の背番号も47。47CLUBもよろしくお願いします。
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