
宮ヶ瀬湖・鳥居原の無料駐車場での一枚。都心50km圏とは思えない雄大な景色が広がります。
修行といえばやはり「山」。峻厳な自然と向き合って自らを見つめなおす、というのはもはやお約束のパターンですが、突然山にこもるというのはちょっとハードルが高い…そんな「修行でもしてみようか」な皆様に、山の辛さと美しさを両方楽しめる、宮ヶ瀬湖サイクリングをご紹介します。
東名厚木インターから国道246号に出て、森の里入り口の交差点を曲がると、玉川に沿って走る県道604号線に入り、しばらくは街中サイクリング。走るにつれだんだんと車が減り、七沢温泉に入ります。ここまでだいたい9キロ。そのまま温泉街を道なりにまっすぐ進むと、県道64号線「宮ヶ瀬レイクライン」と呼ばれる道路に入ります。
湖の前にそびえる土山峠は標高400m。もはや道路整備で峠の面影はないですが、山道特有のグネグネしたコーナーと絶えることのない勾配は、じわじわと体力を奪っていきます。先の見えないカーブを一つずつクリアーしていくと、また聳え立つ新しいカーブ…精神的にもかなりキツイものがあるとのこと(経験者談)。これを修行と言わずしてなんというか!
……しかし、神奈川の神様は、きちんと地獄のあとには天国を用意してくれているのです。峠を頂上まで上りきった時、あなたの前に広がるのは、そう!全国の「ダム湖100選」に選ばれた美しい景観の宮ヶ瀬湖と、関東屈指の大きさ(堤高156m)と水量(1億9300万立方メートル)を誇る宮ヶ瀬ダムです!
峠からは湖を見ながらの緩いダウンヒル。疲れ切った体に風を受けながら坂をくだれば、宮ヶ瀬湖畔にたどり着きます。ビジターセンターでサイクリングの疲れを癒すもよし、遊覧船で湖の広さを感じるもよし。工事に使われたケーブルカーでダムの斜面を滑り降りる、周辺レストランのオリジナルメニューに舌鼓を打つなど、地獄のロードが報われること間違いなしの観光地っぷりです。
とくに目玉の観光放流は、1秒間に30立方メートルの水をダムから吹き出し、大迫力の人口の滝が体感できます。6分間で10,800立方メートル、2リットルペットボトル540万本分の水が流れ落ちる姿は圧巻の一言。湖には水しぶきが広がり、晴れた日には虹が浮かび上がることも。
このルートのおススメポイントは、全線車でも通行可能だということ。自分の体力と技術にあった場所から、自転車を下ろしてスタートができます。(その際は必ず、車は駐車場に止めてくださいね)
また、帰りはほぼ下り一直線になるので、上りでは必死で目に入らなかった美しい山の景色を楽しみつつ、七沢までゆっくりとサイクリングができます。
ほかにも、湖の西側を抜けるルート(道はさらに狭くて高いですが)や、山梨方面に抜けるルートもあるので、上級者の方は挑戦してみては?







