
これからは紅葉も楽しみ。篠栗四国霊場のお遍路さん<写真提供/篠栗町観光協会>
四七太郎:本場四国の霊場とは別に“日本三大四国”と呼ばれる霊場が全国にありますが、その一つとして知られる「篠栗四国霊場」(福岡県粕屋郡篠栗町)に、我々は参上しております。

弘法大師の教えを胸に自分を見つめて歩くのがお遍路
S美:お遍路マニアな私の母にはお馴染みの場所ですが、私はお初です。
四七太郎:一番札所が、総本山南蔵院。全長41mという、トゥーロングすぎる釈迦涅槃像が、シンボルとして横たわっている場所です。ここから八十八カ所の霊場を巡るのであります。ちなみにこの涅槃像、300tもあるらしい。のっけからすごかばい。
S美:(キョロキョロ)あ、すぐそばに七十一番札所がありますね。霊場全体で約50km、ゆっくりペースで3泊4日ほどの行程ということですから、四国と比べると随分コンパクトといえますね。

南蔵院の釈迦涅槃像の大迫力は間近で味わってほしい 八十八カ所巡ることで見えてくるものがあるのだ
四七太郎:そう、ウイークエンドを使って自分を見つめ直すのにぴったりの規模といえる。全国から訪れる人も、地元の人の姿も見られ、白装束に身を包んで黙々と歩く皆さんとすれ違うね。界隈には旅館が30軒ほどあるし、皆さん自分のペースで巡っておられるな。
S美:あのー、不勉強ですみません。歴史的ないわれを教えていただけましたら…
四七太郎:まかせんしゃい!何でもここは、唐から帰国した弘法大師(空海)が修行した霊験あらたかな土地。そして1835年、四国八十八カ所を巡拝した帰りにこの地を訪れた尼僧・慈忍が、八十八カ所の創設を発願したと言われています。全体が整ったのは1854年であります。
S美:ふむふむ、さすが何でもご存じ…あれ、今、後ろにパンフレット隠さんかった??
四七太郎:(何事もなかったかのように)歴史もいいけど、景観も素晴らしかばい。四季折々の風景を慈しみながら、日ごろの自分と向き合ってみるとよかね。これからの季節は紅葉が美しかろう。
S美:札所であるお寺では、住職さんからためになる話をいろいろ聞かせてもらえるようですよ。
四七太郎:ありがたい話もそうやし、地蔵さんや仏像さんの顔を拝むだけでも心が落ち着いてくる。これ、修行というより究極の癒やしかもしれんなあ。さ、弘法大師とともに歩くばい!
▼篠栗四国霊場 お遍路
福岡県粕屋郡篠栗町
問い合わせ 篠栗町観光案内所(092-947-1880)







