「回転式」発祥の地 唐船峡のそうめん流し | 47URARA

地域情報発信!全国の地方新聞社厳選 47URARA(よんななうらら)

47CLUB

全国津々浦々の【新鮮】地元情報!“地元発!”のタイムリーな情報を毎月テーマに沿ってお伝えする『47URARA(よんななうらら)』

9月地元記者が発掘!次のB級グルメはこれだ!

「回転式」発祥の地 唐船峡のそうめん流し

Bookmark and Share Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをはてなブックマークに登録

唐船峡から生まれた回転式そうめん流し

暑い夏、疲れた胃腸をいやすには冷たいそうめんが一番。なかでもそうめん流しは夏の風物詩だろう。

そうめん流しと聞いてみなさんが思い浮かべるのは、おそらく長い竹の樋(とい)をそうめんが滑り落ちてくる光景。私はその話を他県の人から聞いて驚いた。鹿児島のそうめんは、ドーナツ状の水路を流れ、ひたすら回り続ける。エンドレスそうめん流し。「回転式」というらしい。最近は小型の卓上用も販売されているようだから、全国区になりつつあるのかもしれない。

和気あいあい、家族で囲むそうめん流し。その形態は鍋に近いかもしれない

指宿市開聞町の唐船峡は、年間20万人が訪れる鹿児島のそうめん流しの“メッカ”。湧き水と緑に恵まれた深い渓谷は夏でも涼しく、マイナスイオンに満ちている気がする。1日10万トンも湧出する水の温度は13度。平成20年度には環境省の「平成の名水百選」に認定されている。

竹樋を使うそうめん流しは昭和34年、宮崎県の高千穂峡で発祥したらしい。唐船峡でも昭和37年に竹樋を使う方式で始めたが、当時揖宿郡開聞町の助役だった井上廣則さん(後に町長)が水圧を利用した回転式そうめん流し器を考案、同42年に特許権を同町に譲渡したという。

軒を連ねる3軒のうち市営そうめん流しを選んでみた。大きな木製ドームの屋根の下には、回転式そうめん流しの丸テーブルが並ぶ。そのひとつに陣取り、B定食(1人前1300円=そうめん、おにぎり、ニジマスの塩焼き、鯉こく)を注文する。

涼を求める人々でにぎわう唐船峡そうめん流し

中央に置かれたざるから2すくいばかり水路に落としてやると、そうめんはうねりながら反時計回りに泳ぎ始める。うまくほぐれた頃合いに箸を差し入れると、うまい具合に絡みつく。鹿児島特有の甘めのつゆにちょっとつけ勢いよくすすりこむと、口いっぱいに冷たい清涼感が広がる。「ちょっと味付けが濃いかな」と感じた塩焼き、鯉こくも、そうめんの供としてほどよい加減に思えた。

最後にみなさんにお聞きしたい。竹樋式でみんなが取り損ねたそうめんは、いったいどうなるの?
地図※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。

おすすめの記事

オススメの記事はまだありません