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甘い余韻に、昔の面影。播州ラーメンって知っとう?

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こどもからお年寄りまで、みんな大好き。甘~い播州ラーメン

見た目は素朴な中華そば。しかし、驚きがやってくるのは最後。スープによく絡んだちぢれ麺をすすると、口いっぱいに広がるのは風味豊かなダシの香り、そしてそれを追いかけるようにやってくる、さらりとしたまろやかな甘み。この“甘い”ラーメンこそが北播磨のソウルフード・播州ラーメン。近年のラーメンブームで遠方からも人が訪れるようになりました。

播州織の工場と旧国鉄鍛冶屋線。かつて鍛冶屋線は原糸の輸送にも使われていたが、1990年に廃線

なぜ播州ラーメンは甘いのか―。それには、播州ラーメンの本場・西脇市の歴史が関係しています。戦後、織物産業で栄えたこのまちには、全国からたくさんの女性が働きに来ていました。播州ラーメンの味は、そんな女性たちの好みに合うように作られ甘くなったと言われています。仕事終わりの甘いラーメンは、疲れを癒す最高の一杯だったに違いありません。その味は、新たに作ったスープに前日のスープを注ぎ足すことで店ごとに大切に守られ、スープに宿した先代の魂も脈々と今に継承されています。

甘さの秘密は、この伝統のスープにあり。鶏ガラべースのスープに溶け込んでいるのは、大量に使われるたまねぎをはじめとした野菜の甘み。さらに、隠し味として加えた魚介のダシのおかげで、鶏ガラの臭みが消え、あっさりとした味わいが実現。まろやかなコクと甘みが特徴のスープは、一度ハマったらもうやみつき。地元を離れても播州ラーメンが恋しく、お取り寄せするという郷土愛にあふれたファンもいるほど。私も含め、このラーメンで育った地元出身者にとっては慣れ親しんだ郷土の味であり、帰省時の楽しみのひとつでもあるのです。

お取り寄せができるお店も

地元のイベントや祭りで出店していることもありますが、まだまだ全国的には展開されていない播州ラーメン。本場の味を求めるなら、ぜひいらしてください、北播磨へ!お店を探す際には、西脇市・多可町周辺で「播州ラーメン」と白抜きされた赤いのぼりを目印に。店によっては塩やとんこつのラーメンも置いているところもありますが、播州ラーメンはあくまでしょうゆ味のみなのでご注意を。
地図※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。

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