
山形の夏には欠かせない「だし」
ここで紹介するのは山形県の夏野菜、例えば山形市のキュウリなど身近な野菜を活用する郷土食「だし」。あなたの住んでいる地域の夏野菜、家庭菜園にあるものでも簡単に作って楽しむことができるので試してほしい。

丹精込めて育てた野菜の「だし」は最高
作り方は、極めて簡単。ナス、キュウリ、青ジソ、ミョウガ、小ネギなどをみじん切りにして水に浸しアクを取る。しょうゆをかけて、出来上がり。それぞれの家庭で好みがあり、オクラ、モロヘイヤ、納豆昆布などを入れることも。しょうゆではなく、だしじょうゆを使う人もいる。唐辛子もお好み次第。
これをご飯にかけたり、各種つけめんの薬味、冷ややっこにかけたりして食べる。これが、うまいんだな!ついこの間まで、日本の最高気温の記録を持っていた山形で、県民は食欲が落ちる夏場を、この「だし」で安価にヘルシーに乗り切る。
山形市内で「食育」「地産地消」の大切さを語りかけ、畑で手作り野菜を栽培している住民たちの集まり「はなみずきの会」の代表・鈴木淳子さんに「だし」を作っていただいた。「うちでは納豆昆布、ショウガ、オクラなども使いカツオ節も食べる前にかける。野菜など7品目くらいあれば。お年寄りに聞くと、ミョウガ、青ジソや露地野菜が出てきて高温多湿で食欲が落ちる時期からが、だしの出番だった」と鈴木さん。「冷ややっこにのせたり、ジャコを油いためしてさらに加えれば、タンパク質、カルシウムも摂れる。本当の自給率の向上にも地元産野菜のだしは寄与するのでは」とも語る。

山形はキュウリの名産地
身近な野菜の命を大切にいただき、夏の暑さを乗り切る。そんな、さりげないけど大切な知恵がこめられた「だし」。47CLUBでは「ゴトウヤ47クラブ」が販売している。キムチと組み合わせた「キムチだし」も絶品。冷ややっこにかけて夏の夕暮れ、酒の友にしたら、いけますよ。







