
江戸東京野菜「寺島なす」
「はぁぁ~、暑ぃぃぃ~~!」」なんてボヤいていると、「余計に暑い!」とお返事をいただきそうな毎日が続いています。皆さん、体調はいかがですか?31歳独身の私は、グ~ンと体重が増えたにもかかわらず、夏バテになってしまいました…。きっと毎晩ビール片手に冷やしうどんをツルツルと食べていたのが原因なんだと思います。いやぁ‥最初は野菜をた~っぷりと載せていたんですよ。でも、日に日に具材は減っていき、いつの間にやらかつお節をドサッとかけるだけに…。挙句の果てには、かつお節の揺れる姿がメラメラと燃えさかる炎のように見えてしまい、それすらやめてしまいました。せめて「恋の炎はメラメラと燃えています!」と言いたいところですが、その予定もまったくありません。

仕事そっちのけで作った、渾身の一品。 「寺島なすの浅漬け」
そんな私の話を物憂げに聞いていた同僚が、珍しい野菜を買ってきてくれました。なんでも「寺島なす」という江戸東京野菜だそうです。江戸東京野菜とは、かつて東京の町が江戸と呼ばれていた頃に、地方から地場野菜の種子が持ち込まれ、江戸市中で栽培されたのが始まりとか。その後、品種改良が行われ定着・発展。昭和40年代に入ると、生産や流通などの問題で、私たちの前から姿を消してしまいました。最近は、地産地消などの観点から再び脚光を浴び、少しずつ拡がりを見せているようです。
「寺島なす」の名の由来は実に単純明快!産地が寺島村(現在の墨田区東向島あたり)だったから。卵くらいの大きさが、なんとも言えぬ可愛らしさ。なす特有の強い香りと、光沢のある黒紫色が食欲をそそります。皮がやや厚いため、本来なら天ぷらや炒め物にして食べるのがおすすめだそう。しかし、せっかくのご厚意で頂いた旬の野菜。今すぐにでも食べている姿を見せてあげたい!と思うのが、人情ってものじゃないですかぁ!というわけで、仕事中でも簡単にできそうな、浅漬けを作ることにしました。
なんせ伝統野菜です。浅漬けの素で簡単に作っちゃ、先人に申し訳がたちません。上司に見つからないよう、コソコソと「寺島なす」を塩揉み。その後は、色落ちを防ぐために、ミョウバンを入れて「寺島なす」を漬け込みます。
あぁ、なんと美しい仕上がりでしょう。まだ完全に漬け上がってはいませんが、夏の宵です。浅漬けをツマミに同僚と乾杯!なんだか食が進みます!ぜひ皆さんも、江戸東京野菜で栄養と元気をつけてみてはいかがでしょうか?







