
「おいしが うれしが」キャンペーンガイドブック
サッカーW杯、決勝T一回戦、日本対パラグアイ。運命のPK戦で涙したのも記憶に新しい今日この頃。韓国など含めて、アジア枠代表国の結果がとても気になっていた私=SATにとっても悔しい敗戦。決勝T進出の立役者である本田選手は「どんどん海外にチャレンジしていってほしい」とコメントを残した。一ファンとして今後ますますの日本サッカーの発展を…っと今回のご紹介テーマ『ご当地野菜』とは全く縁もゆかりもない出だしながら、おち付けるので読ん最後までいただきたい。

天日干しされる水口かんぴょう
滋賀県では、湖国の味を知って欲しいと県産の農水産物をアピールし地産地消を進める「おいしが うれしが」キャンペーンを実施中。子どもが「おいしい!」と言えば、お母さんお父さんは「うれしい!」と笑顔になるように、地元の食の「発見」と「感動」から様々な会話を生み出し、郷土や家族のつながりを深めていこうというのがコンセプト。(※滋賀県HPから引用)毎月第3日曜日とその前日の土曜日の「おいしが うれしが」の日にはこのキャンペーンに賛同する登録事業者(22年6月末時点で、205事業者、630店舗)が県産農水産物を積極的にPRする。
そんなキャンペーンを実施している滋賀県にはどんな『ご当地野菜』があるのか。『近江の伝統野菜※1』として数えられる野菜で、年間出荷量の多いものからご紹介すると、赤カブの一種である「万木(ゆるぎ)かぶ」、「下田なす」、「日野菜」と続く。このほかに山田大根や豊浦ねぎなど全14品目が『近江の伝統野菜』だ。

日野菜の漬け込み作業
これからの時期、旬なのが「下田なす」。アクが少なく、そのままかじってもほんのり甘みが感じられる。漬物や焼きなす、てんぷらにしてもおいしい。またユウガオの実が原料の「水口かんぴょう」や、皮が非常に薄く味にくせがない「杉谷とうがらし」などもおススメ。また、冬には「さくら漬」として有名な「日野菜」がイチオシ。「秦荘のやまいも」をすりおろしたとろろ汁なども美味だ。
ところで、W杯との話のつながりが見えないと思われた方。ここからが味噌。1回戦で対戦した南米のパラグアイ。そのパラグアイにその昔、近江野菜の「日野菜」を伝えた滋賀出身の方がいたそうだ。その方かどうかはわからないが、今も南米で近江の伝統野菜を作っている方がいる。地産地消の精神とは少しずれるかもしれないが、このように、地元の味を世界に発信している方がいることで、遠い国と感じていた国がぐっと身近に感じられる。
サッカーに限らず、海外で活躍する人が求められている昨今。ご当地野菜にしても世界に羽ばたいていくことが重要になる時代が来るかもしれない。
20XX年、サッカーW杯ならぬ「ご当地野菜W杯」開催。結構おもしろいかもしれない。第1回「ご当地野菜W杯」開催地は是が非でも日本。その際、「近江の伝統野菜」が日本の中核を担っていることを期待する。
※1 近江の伝統野菜
原産地が滋賀県内で明治以前の導入の歴史を有し、外観、形状、味等に特徴がある特産的な野菜で、かつ、種子の保存が確実に行われている野菜をいう。







