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8月ご当地野菜・ご当地フルーツ

甘さと酸味のデリシャストマト

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甘味と酸味のバランスが絶妙なデリシャストマト

「ささにしき」「ひとめぼれ」など、米どころのイメージが強い宮城県ですが、おいしい野菜や果物も数多く栽培されています。最近特に注目を集めているのが、甘さと酸味のバランスが絶妙な「デリシャストマト」。トマトづくしの農園カフェがオープンしたほか、産地の飲食店にはトマトを使った新メニューが次々と登場しています。

「デリシャストマトファームカフェ」のスープスパゲティ

仙台市から北東へ約30キロ離れた大崎市鹿島台が、デリシャストマトの産地です。30年ほど前に生産が始まり、今は6軒の農家が切磋琢磨しながら栽培に取り組んでいます。「産地なのに6軒でしか栽培していないの」。そんな疑問を持たれるかもしれませんが、生産者が少ない理由は栽培の難しさにあります。

デリシャストマトはそもそも、「玉光デリシャストマト」という品種のトマトで、極力水を与えずに育て、甘味と酸味を凝縮させます。この水管理が非常に難しく、形が悪くて出荷できない果実も発生しやすいため、玉光デリシャストマトをまとまって生産しているのは、全国でもここ鹿島台だけだそうです。

「丹精込めたトマトをもっと多くの人に食べてほしい」。そんな思いで、鹿島台の農業生産法人「デリシャスファーム」が今春、ハウスの一角に「デリシャストマトファームカフェ」をオープンさせました。食材となるのは、もちろん自家製のデリシャストマト。手書きのイラストが添えられたおしゃれなメニューには、カレーやパスタ、クレープなどトマトづくしの料理が並びます。頻繁に新メニューや季節メニューも加わっていて、スタッフの創作意欲の旺盛さに驚かされます。

カフェではソースやケチャップなども販売している

特にお薦めしたいのが、トマトジュース「デリシャストマト露しずく」。トマトを丁寧に濾した、一つの実から少量しか取れない希少なジュースで、白ワインやリンゴジュースのような白みがかった色合いが特徴です。一般的な赤いジュースよりも、あっさりとした飲み口で、体にしみ込むような優しさがあります。トマト以外の野菜や肉も、大崎市やお隣の登米市などの農産物が使われています。お土産には、デリシャストマトのジャム、ケチャップといった加工品をどうぞ。

鹿島台の飲食店にもここ1、2年、トマトブームが到来しています。ラーメン、焼きそば、丼、さらにはたい焼きや寿司まで、トマトを使った新メニュー、珍メニューが続々と登場しています。どれも「一食」の価値ありですよ。
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