
神奈川県の名産野菜 三浦ダイコン
神奈川県の名産野菜といえば…そう、ダイコンです。現在ダイコン界(?)で主流になっているのは、地上に伸びる性質が強く、根っこから葉っぱまで同じような太さの「青首大根」と呼ばれる品種ですが、三浦の大根は根っこが強く、とてもゴツいです。
お尻が大きい中ぶくれで、カブとダイコンの中間のような形です。そのため引っこ抜くのが大変で、また気候にも左右されやすいため生産性では劣り、昭和54年の台風20号の襲来をきっかけに三浦でも青首大根を作る農家が増えていました。しかし昔のダイコンの味を知っている皆さんには、やはり今でも根強い人気を誇っているそうで、少しずつ栽培する農家が増えてきているとのこと。
性質はというと、非常に肉厚な上にとてもデカい。だいたい60センチくらいの大きさになり、スーパーで陳列するにも難しく、核家族では食べきれないほど……うーん、聞けば聞くほどアウトローなダイコンですね。
しかし、一般的に甘く、辛味の少ない青首大根に比べ、昔ながらの辛味を多く備え、そのタフさゆえ煮崩れしにくい三浦ダイコンは、煮物やおでん、ふきダイコンにすると絶品で、今でも三浦各地の飲食店からは年末になると注文が殺到するそうです。
またその辛味から、大根おろしにしてご飯と食べればもうそれだけでご馳走。さらには生のままでも水っぽくないので、同じく名産である三崎マグロの刺身のツマとしても重宝されているとのこと。不器用だけど重厚な味、通好みの三浦ダイコン、今年も年末の収穫予定です。







