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8月マイ・聖地巡礼

歴史を感じながら心地よく。「聖地・山形五堰」

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市民の親水空間となった「御殿堰」

水音が、なんとも心地よい。ここは山形市の中心街・七日町に4月からお目見えした「御殿堰(ごてんぜき)」。繁華街の喧噪(けんそう)が遠のき、堰のせせらぎに包まれると、肩の力が抜け、呼吸が楽になるように感じる。

山形市の中心にせせらぎの音が心地よく響く

400年近く前の江戸時代初期、山形城主が江戸の優れた土木、水利技術も導入して建設したともいわれる「山形五堰」。「御殿堰」など5つの堰の総称だ。

韓国の首都ソウルでコンクリート、道路などで「ふた」をされ、日の目を見ることがなかった川が政策の大転換で「ふた」が外され、快適な環境になったように、都市化で暗渠(あんきょ)になっていた「御殿堰」も山形市などの事業で50メートルほどにわたり歩道整備や石積み水路化、「ふた」の撤去が行われ、だれもがくつろげる親水空間に生まれ変わった。

東から西に流れ下る幅2メートルほどの堰には、所々に橋が架けられ、のんびりと「右往左往」できる。堰北側には民間による木造2階建ての純和風建築や蔵座敷があり、アンテナショップ、飲食店などもある。

世界的デザイナーも周辺にショップとショールームを構える

今回、紹介しているのは「山形五堰」の一部であり、山形市街地東部には、五堰と人々の濃密なかかわりや、ホタル、梅花藻など清流が生息の条件となる昆虫、植物の保護に貢献する住民、子どもたちの努力が実感できるスポットも少なくない。七日町の親水空間をスタートとして、都市の中につくられ愛されてきた「聖地・山形五堰」をぜひ歩いてみてほしい。個人的には、寺町あたりとそこを流れる五堰、特に専称寺などはお勧めだ。歴女の方々も満足させる、仙台の伊達への備えにかかわるエピソード、悲話もある。お寺周辺の緑陰と五堰の清流、歴史ロマンを味わい、再び街中で山形の食や名産を楽しむ旅はいかがだろう。
地図※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。

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