
石ノ森萬画館2階「サイボーグ009」の世界 (C)石森章太郎プロ/石森プロ
「サイボーグ009」や「仮面ライダー」などの作者として知られる“萬画(まんが)家”、故・石ノ森章太郎氏は、宮城県の内陸北部の登米市中田町石ノ森(旧登米郡石森町)出身です。学生時代には、大好きな映画を観るために自転車で片道約3時間かけて石巻市へ通ったといわれています。

石ノ森氏の息づかいが感じられる原画コーナー (C)石森章太郎プロ/石森プロ
石巻市といえば、サンマやカツオの水揚げが有名な港町。そこに、2001年、石ノ森氏の作品世界をテーマにした「石ノ森萬画館」が誕生しました。以来、萬画館を核にマンガのまちづくりが進められ、港町は今では「マンガタウン」とも呼ばれています。
さて、萬画館は、JR石巻駅から歩いて約10分。宇宙船をイメージした建物で、受付には「サイボーグ009」のキャラクターのサイボーグ003に扮したコスチューム姿の女性スタッフがいるんですよ。
宇宙船は、1階がオリジナルアニメの上映やミュージアムショップ、2階が常設・企画展示室、3階がカフェと、漫画本や映像資料を楽しめるライブラリーになっています。
一番の見どころは2階のフロア。トキワ荘の細密な模型に始まり、「サイボーグ009」の地下帝国、「仮面ライダー」の初代からアギトまでのマスク17点の展示、「人造人間キカイダー」の誕生シーン、「HOTEL」のフロントなど、おなじみの石ノ森作品が顔をそろえます。コミックといえば2次元の世界ですが、ここでは立体的に再現され、架空の世界がリアルな質感を持って迫ってきます。
ほかにも、館内は至る所にユーモアあふれる仕掛けがいっぱい。ミュージアムショップもあるので土産などはそこで購入できます。

JR石巻駅構内でも多くの石ノ森作品のキャラクターが見られる
さらに、萬画館のみならず、街中が石ノ森作品のキャラクターに彩られている点も特筆すべき点です。JR石巻駅から萬画館の道のりは「マンガロード」と呼ばれ、19体のキャラクターが点在。石巻駅でも多くの姿を見ることができます。JR仙台—石巻駅間は、キャラクターを描いた列車「マンガッタンライナー」も走っています。
島村ジョーやさるとびエッちゃん、ロボコンが待っています。そして、マンガの世界にどっぷり浸った後は、新鮮な魚介料理やご当地B級グルメ石巻焼きそばなどを味わってはいかがでしょう。
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