さざんかロード | 47URARA

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6月真夏の夜の夜景

さざんかロード

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佐賀の夜景を楽しむことができるさざんかロード。昼間は佐賀平野の田園風景を一望できる

トンネルを抜けると途端に視界が開ける。あまりの美しさに車を止めて見入った。ふと見上げると満天の星。見事な光のハーモニーに「佐賀にもこんな所があるんだ。あとウン年早かったら、デートに使うんだけど」と思いを馳せた。

福岡市から久留米市などの筑後地区を結ぶ国道385号。福岡市側の山道とは打って変わって佐賀県側は東脊振トンネルとさざんかロードと名付けられた有料バイパスが整備された。福岡市の中心部から1時間足らずで国営吉野ヶ里歴史公園と結ぶ。県東部を縦貫する佐賀県にとって福岡都市圏から観光客を呼び込む重要な道路。利用促進策として福岡、佐賀の両県に無料通行券付きの新聞折り込みチラシを配布し、異例のPR作戦を展開したことからも力の入れ具合がうかがわれる。

東脊振トンネルの開通で福岡都市圏からのアクセスが良くなった国営吉野ヶ里歴史公園

福岡方面から料金所を越えたところに道の駅「さざんか千坊館」があり、農産物直売所も併設されている。展望台からは田園風景の広がる佐賀平野を一望できる。人気を呼んでいるのが東脊振トンネルからのわき水が汲める無料の給水所。ペットボトルやタンクを持った人たちが列をなす。少し行くと立ち寄り湯「山茶花の湯」。見晴らし抜群の広い露天は裸になっているのも忘れて、身を乗り出してあたりを見渡したくなる。目的地は吉野ヶ里でなくとも癒しのドライブにはうってつけのコース。

「とっぷり日が暮れるのを待って、帰りに夜景を見せて口説けばイチコロだろう」。ニヤニヤと妄想をめぐらせていると、助手席のカミさんから睨まれた。
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